日本俺名山 2016
2016年は、ひとつの転機の年となりました。
来てほしくはないけれど、いつかは来るとわかっていた年。
もらった時間を大切に使って、これまでは行きにくかった地域にも行きました。北アルプスの縦走もしたし、南アルプスにも通ったし。
これからは、より自由にどこへでも出かけていこうと考えてます。
(あとは仕事を辞めるだけです。まあ、まだ少し先ですが。)
というわけで、2016年に登って印象の残った山々をあれこれ。
1.ジャンダルム(北アルプス)
憧れのジャンダルムに立ったのが、やはり今年一番のハイライト。縦走中に一度はあきらめたけど、やっぱり登っておいてよかったです。
2.鋸岳(南アルプス)
いつも見ていて、ずっと行きたかった鋸岳に、ついに行くことができました。無粋な山頂標識のある第一高点より、神剣の刺さった第二高点を俺名山に。
3.大無間山(南アルプス)
でかい山。登ったり降りたりを繰り返して辿り着く長い道のり。樹林に囲まれた山頂の様子も含めて、いい山だったなとしみじみ思います。
4.白河内岳(南アルプス)
笹山と広河内岳の間にある白峰南稜の山。広々とした山頂からは、塩見岳に悪沢岳、農鳥岳、それに富士山も。ぜひ天気のいい日に。
5.槍ヶ岳(北アルプス)
どこから見てもすぐそれとわかる、あのトンガリ山。周囲の山々から指をくわえて眺めていた頂きに、ようやく立つことができました。
6.屏風の頭(北アルプス)
パノラマコースの途中でルートから逸れて登る小ピーク。槍から穂高と涸沢カールの大展望が待ってます。耳まで行ったら、ぜひ頭まで。
7.大天井岳(北アルプス)
夜明けの光に染まる空に包まれた美しい槍穂の姿は、忘れることができません。来てよかったなと心から思える瞬間でした。
8.乗鞍岳(北アルプス)
新しい人生の始まりの日。雪の乗鞍岳。無心に登った思い出。美しい雪景色と凍てつく空気。大切な一日になりました。
9.大喰岳(北アルプス)
槍ヶ岳の展望台としては最高の場所。歩いてきたトンガリ槍ヶ岳、そしてこれから向かうゴツゴツ穂高岳を眺めて山弁食べました。
10.愛鷹山(富士・伊豆)
愛鷹山の鋸岳縦走は恐ろしかった。2016年で最も恐ろしかった場所です。雪のついた鋸岳を歩き通したのが、その後の自信にもつながりました。
11.妙義山(西上州)
想像よりもしっかり整備されてたけど、それでも落ちたら終わりなのは変わりありません。緊張感と充実の一日でした。
12.御座山(西上州)
長い樹林帯を登り切ると待っている美しい岩稜と雄大な展望。あまり期待せずに登ったけれど、いい意味で期待を裏切ってくれました。
13.鹿岳(西上州)
かっこいい山ばかりの西上州の中でも、最もかっこいい山のひとつ。西上州らしい山登りに、わくわくしました。
14.有明山(北アルプス)
鬱蒼とした樹林帯に荒れた山道。困難な登りに耐えて登ると待っている雄大な眺め。信仰の対象である日本の山らしい山でした。
15.赤岩(富士・御坂)
今倉山と都留二十六夜山の間にあり、わざわざ行く人も少ない山かもしれないけれど、近隣では屈指の雄大な展望でした。
まだまだ登りたい山はたくさんあるし、歩きたい稜線はどんどん増えていきます。登っても登ってもキリがない。でもまあ、行きたいところがなくなっちゃうよりはいいですよね。
2017年は、いくつの新しい山と出会えるでしょうか。
まだ見ぬ景色に想いを馳せて。