北アルプス日本百名山, 日本三百名山

空にはひとつの雲もなく、山は緑に彩られ、進むべき道は目の前に広がっている。

美しい、素晴らしい、他に言葉も思い浮かばない。

扇沢から三時間登り、種池で主稜線に出た。ここからはずっと森林限界を超えた稜線を歩く。今 ...

北アルプス日本百名山

黒い闇は淡い藍へと移ろい、たなびく雲が紅色に染まる。新しい朝が生まれた。稜線で迎える朝だ。

稜線で朝を迎えたのは、この五日間で初めてである。森林限界を超えた稜線の夜明けは、いつでも美しい。まだ真っ暗な時間から沢を登ってきた ...

北アルプス日本百名山

夜が明けた。

朝陽がカール上部をオレンジ色に輝かせ、やがて全体をやわらかな光で包んでいく。岩壁に囲まれた緑のカール、やさしい朝の光、点在する巨石、すべてが美しい。

夜明け前の登山道を黙々と登っていたら、思いのほ ...

北アルプス日本百名山, 日本三百名山

目覚めは悪かった。

背中が痛くてよく眠れていない。疲れはまったく取れてない。

テントの外はすでに明るい。周囲の登山者はとっくに出発しているだろう。まあいい、今日は縦走中で最も行程が短い日だ。

朝から ...

北アルプス日本百名山, 日本二百名山

テントの下の地面にはいくつもの大きな石が埋まっていて、頭を地上に出している。マットを敷いてもゴツゴツと背中に当たり、まっすぐ寝ることができない。石を避けてS字型になって、寝返りも打てずにひと晩を過ごした。縦走2日目も寝不足で始まった。 ...

北アルプス

山の日を含む三連休に続けて休みがたった一日、さらにそこへ無理やり有給をくっつけた五日間、それが夏休みのすべてだ。

この貴重な五日間の予想天気図では三つの台風が日本列島を取り囲んでいて、台風の進路予想にやきもきする日々だった ...

北アルプス

山が光ってる。冷たい空気が心地よい。

こんな素晴らしい日は年に何回もない。いまここにいて、この景色をのんびり眺めてるというのは、なんとも幸運なことだ。

今日は山には登らない。早朝のバスで上高地に入ったが、目的地 ...

北アルプス日本二百名山

なんだかずいぶん寒いのでテントの外へ出てみると、風景が白く染まっていた。

えっ、雪…。

降るかもなとは思っていたけど、まさか標高2000mちょっとのテント場で、しかも昼間から積もるとは予想してなかった。 ...

北アルプス日本百名山

あれから四年、ようやくこの日が来た。

この四年の間にも徐々に規制は解除され、少しづつ登れるようになってきたが、火口周辺の規制は最後まで残っていた。それがこの秋、二週間だけ規制解除され、剣ヶ峰へ登れることになったのだ。

北アルプス日本百名山

すごい疲れた。なんでだろう。一昨年、同じルートを登った時は、もっと快調だった。おそらくシャリバテしたからだろう。体重増加のせいかもしれない。まさか歳のせいだなんて思いたくもない。

一ノ沢から常念乗越まで登っただけでバテバテ ...