観音院と観音山
秩父に来たついでにどこか登ってから帰ろうと地図を眺める。午後からの登山なので、サラッと登れるところ限定だ。今いる場所から近いところで探すと…うん、ここがいいな。ここにしよう。
向かったのは観音山。標高698mだから、そんな ...
錦帯橋と城下町 – 岩国
錦帯橋、緩やかに弧を描く木製の橋が連なる姿は、誰もが一度は写真で見たことがあるだろう。激流に耐えるための設計だが、現代工学的に見ても理にかなっているという。
錦帯橋を渡るのは中学の修学旅行以来だ。あの時は橋の上でピストンダ ...
甘露醤油
柳井の特産品の甘露醤油は、この醤油を献上された時の藩主が、甘露甘露と称賛したことによりその名が付いたという。町には今でも二軒の蔵元があり、甘露醤油を造っている。
甘露醤油は醤油の仕込みに塩水ではなく醤油を使う、つまり一度醤 ...
海運の町の栄枯盛衰 – 柳井
瀬戸内海から柳井川を数キロ遡ると、海運業で栄えた柳井の町に着く。室町時代にはすでに町が形成されており、江戸時代には岩倉藩の主要な商都として発展した。
町のメインストリートには、二階建ての豪壮な白壁土蔵造りの商家が並んでいる ...
霧積温泉
角落山からの下山の途中で霧積温泉に立ち寄った。登山ルートから少し外れたところにある、山の中の一軒宿だ。
登山口からだと温泉宿までは徒歩30分、山歩きに慣れていればなんてことないが、日頃から運動不足だと少々キツいかもしれない ...
稲倉の棚田
山の帰り道、棚田の看板が目に入ったので、そちらへハンドルを切った。時間に余裕があると、いろいろ寄り道できて楽しい。
そこは稲倉の棚田というらしく、棚田百選にも選ばれてるらしい。ちゃんとした駐車場の他に売店(閉まってたけど) ...
過ぎし日の栄華も今は昔 – 稲荷山
現在の稲荷山は、千曲川流域の寂れた小さな町であるが、江戸時代には善光寺西街道で最も大きな宿場町であり、明治期には絹織物の取り扱いで北信最大の商都であったという。
古くから栄えた町にはありがちだが、鉄道を拒否したために駅が町 ...
木曽路の中心地 – 木曽福島
木曽福島は木曽路で最も大きな町である。交通の要衝であり行政の中心であり、唯一の都会と言ってもいい。
家々は、山間の狭い土地に密集して建てられている。木曽川沿いの建物は川岸へせり出して建てられていて、通りから見ると一階、二階 ...
日本大正村
岐阜県恵那市明智町の日本大正村は、町並み全域を博物館としたオープンミュージアムである。
同じく岐阜県の犬山市にある明治村は、建築物を敷地内に移設して入場料を徴収するが、それとは全く異なり自由に町を歩くことができる。当然だが ...
本願寺
京都市内を散策して疲れたら、休息を兼ねて本願寺へ行く。
京都駅前の一等地に広い敷地を有する本願寺には、通りの喧騒から隔絶された静けさがある。
本願寺で休むのは、その静寂さのためだけではなく、なにより無料だからで ...