汁で呑む – じゃっぱ汁 / けの汁
汁物で酒を飲むのが好きだ…と言うと、けっこうな確率で怪訝な顔をされる。一般的にはあまり流行らないとわかってはいるが、液体を肴にして液体を飲むのも悪くない。洋食のスープにワインも良いし、広東料理のスープは材料費と手間ひまをかけた逸品だ。 ...
玉子とうふ、茶わんむし、赤飯
玉子とうふに茶わんむしに赤飯、それのどこが郷土料理?と思うかもしれない。
自分がいつも食べているのと同じ物を全国どこでも食べているとなんとなく思いがちだが、日本は広いそして多様だ。名物と言われるようなものではなく、ありふれ ...
干梅
黒石のこみせ通りにある和菓子店松葉堂まつむら、ここで販売している干梅という和菓子が絶品だと聞いて買い求めに伺った。
老舗らしい細やかな接客で、少量にもかかわらず丁寧に包んでくださった。
想像したよりだいぶ小さい ...
黒石やきそば / つゆやきそば
多くの人にとって、ソース焼そばといって思い浮かぶのは縁日の屋台で売ってるような焼きそばだろう。麺とキャベツとほんのわずかの豚肉の切れ端をソースでしっかり炒めて、ソースの水分がほぼ蒸発したドライな焼きそばだ。だが世の中のソース焼きそばは ...
津軽の郷土料理 – 貝焼き味噌 / イガメンチ / ねぶた漬け / ホヤの水物
弘前には二泊する予定なので、いろいろ食べて飲んで…とわくわくしていたのだが、意外と店が少なく、いや飲食店はあるにはあるのだが、地元の人が行く地元料理の飲み屋というのがなかなか見つからず、郷土料理だと観光客相手の店ばかりが目についてしま ...
イギリストースト
イギリストーストというのは青森市に本社のある工藤パンのロングセラー商品で、青森県民なら誰もが知っているパンだ。
山型食パンにマーガリンを塗りグラニュー糖をふりかけてある。昔は一枚切りだったと記憶しているが、今では二枚合わせ ...
法界折
弘前市内のスーパーマーケットをぶらぶら見てたら、惣菜売り場に見慣れない弁当が山積みされていた。法界折という名前の付いたその弁当は、内容を見るにお盆に関係がありそうだった。
調べてみると、法界折というのはお盆に用意する津軽独 ...
山人漬け
日本一人口密度の低い市町村、特別豪雪地帯、平家の落人伝説、独自の言葉に独自の文化。現代では車で気軽に行ける檜枝岐も、かつては外の世界と隔絶された、まさに秘境と言っていい地であった。
標高900m以上の高地にあり周囲を高い山 ...
くじら餅
くじら餅という食べ物があると知ったのはいつのことだったろう。くじらを餅にするなんて、いったいどんな食べ物なのかと興味を持った。
その後、くじら餅にくじらは使われてないと知り、関心も薄れていつしか忘れてしまったが、今回の山形 ...
オランダせんべい
東北以外で知る人は少ないが、東北ではだれでも知っているオランダせんべい。スーパーの米菓売り場には必ず置かれている。製造しているのは酒田市にある酒田米菓だ。
薄焼きで塩味のオランダせんべいは、分厚く大きな醤油味のせんべいしか ...