マルカンビル大食堂でナポリかつとソフトクリームを食べるの巻き
花巻に来たのは学生時代以来になる。数十年ぶりの花巻の印象は、こんなに寂れてたっけ?だった。
とにかく街に活気がない。道行く人をまったく見ない。営業している店も極めて少ない。シャッター商店街どころか、店舗が取り壊されてアーケ ...
どんどん焼き
どんどん焼きとは、元々は昭和初期の東京で流行した軽食で、水で溶いた小麦粉を鉄板で焼いたものである。屋台の食べ物で、サイズは小さく価格は安く、主に子供のおやつだった。戦後になってどんどん焼きは廃れるが、お好み焼きの原型になったとも言われ ...
冷たい中華そばとぬるめ中華そば – 山形ラーメン探訪記 2
山形のラーメンといえば、真っ先に話題に上がるのは冷しラーメンだろう。四天王より冷しラーメンの方が世間一般的にはよく知られていると思う。
冷しラーメン、あるいは冷たい中華そば等、店によって呼称にバラツキはあるが ...
山形四天王を訪ねて – 山形ラーメン探訪記 1
都道府県別のラーメン消費量で不動の一位を続ける山形県。県民のラーメン消費量は全国平均の二倍だ。実際に旅行しても、その傾向は感じられる。昼食をとろうとしても定食屋が見当たらず、ラーメン屋ばかりが目に入る。山形は人口あたりのラーメン店の数 ...
高根沢の緑のちゃんぽん
山からの帰り道の食堂で、さて何を食べようかとメニューを眺めて目が留まった。
ちゃんぽん(緑)
えっ? なにそれ? 緑のちゃんぽん?
メニューには毒々しい黄緑色の汁に浸かったちゃんぽんの写真が添えられ ...
ソース後がけ焼きそば
酒田のご当地グルメといえば、やはり酒田ラーメンだろう。あるいは日本海の新鮮な海の幸だろうか、それとも地の食材を用いたフランス料理だろうか。だが、ここで紹介するのは焼きそばだ。断っておくが「グルメ」とは言いがたい。美味しくないわけではな ...
島根の練り物 – あご野焼き / 赤てん
九州から北陸にかけての日本海側では、トビウオのことを「あご」と言う。「あごだし」の「あご」だ。あごは鮮魚として食べるより、焼きあごやあご干しに加工して出汁の材料としたり、すり身で練り物を作ることが多い。
島根を代表するあご ...
鳥取の練り物 – とうふちくわ / お魚コロッケ
鳥取県の名産として最近わりと知られてきた「とうふちくわ」、魚のすり身に木綿豆腐を混ぜたちくわだ。魚のすり身と豆腐の割合は3:7だという。主に鳥取県東部のものだが、県内ならだいたいどこのスーパーでも売っている。
普通のちくわ ...
牛骨ちゃんぽん
ちゃんぽんと言えば長崎の食べ物だとだれもが知っている。あのチェーン店のおかげで全国的に知れ渡った。しかし、日本各地には長崎ちゃんぽんとは異なる独自のちゃんぽんがある。それらは例のチェーン店が普及する以前から存在し、独自の発展を遂げたち ...
牛骨ラーメン
以前に勤めていた会社の近くに牛骨ラーメンの店があった。どんなものかと試しに食べてみると、ものすごくしょっぱくて、スープを味わう余裕なんてなかった。ラーメンスープの出汁は、鶏ガラに鰹節や鯖節などの節類、煮干、昆布といった和食素材、あるい ...