日本俺名山 2013

2013年はたくさんたくさん山に登りました。
休日のほとんどを山に費やしたと言っても言い過ぎではないでしょう。

以前は、山なんてどれに登っても同じだろって思っていたのですが、それぞれの山にそれぞれの楽しみがあることを知ってからは、まだ見ぬ山の頂からの風景に思いを馳せる毎日です。

同じ山でも、天候、季節、時間帯、その日の気分や体調によっても、全く別の山になります。

つらい時やイマイチな山もありましたが、それ以上に心を震わせた瞬間が忘れられず、次の休みにはまた山に登ってしまうのです。

そう、山に登るのは心を震わせること。

今年登った山の中から、強く心を震わせられた瞬間を選んでみました。来年も、もっともっと心を震わせて山に登りたいと思っています。

1.北岳(南アルプス)
ため息の出るような美しい姿。あこがれの北岳のこの姿を見たのが、今年一番の心を震わせた瞬間でした。

2.編笠岳(八ヶ岳)
予想外にキツい急登とゴツゴツしたゴロ岩の山頂。真っ青な空。真近に見える南アルプス。出会った人もみんな楽しく、忘れられない山となりました。

3.蝶ヶ岳(北アルプス)
つらい登りを登り切ったあとの、のびのびとした山頂から見る北アルプスの稜線は、いまでも脳裏にくっきりと浮かび上がります。

4.前掛山(浅間山火山地域)
パキッと折れそうな薄っぺらい外輪山の最高点。登山禁止の浅間山の代わりにされちゃってますが、どうしてどうして楽しい山でした。

5.赤城山(上州)
最高点の黒檜山だけを登って登頂としてしまう人も多いようですが、地蔵岳も鈴ヶ岳も長七郎山も、小沼も覚満淵も全てが見所で、やっぱり一周するしかないでしょう。

6.三湖台(御坂天子山地)
眼下に広がる樹海と眼前に聳える富士山。広々とした気持ちのいい山頂でした。

7.七ツ石山(奥多摩)
鷹ノ巣山から七ツ石山への白い稜線歩きは、体力は使いましたが気分は最高でした。

8.岩茸石山(奥多摩)
全く期待せずに登った山ですが、見晴らしのよさに感激。

9.赤岳(八ヶ岳)
雲ひとつない青空の下、地蔵の頭から見上げた赤岳の姿は、一生忘れることのできない風景のひとつとなりました。

10.毛無山(天子山地)
腐った雪にハマりながら歩いた毛無山から雨ヶ岳への稜線。凍ってて滑った雨ヶ岳からの下り。時間がかかり過ぎて薄暗くなってきた帰り道。今年もっとも困難だった、そしてもっとも心に残っている山行です。

2013年はずっと山のことばかり考えていました。2014年もそうやって過ぎていくことはまちがいないでしょう。

このブログを訪れてくれたあなたにも、数多くの心を震わせる瞬間がありますように。