景鶴山
日本三百名山の中でも最難関の山のひとつとされている景鶴山、登るのが難しいのは登山可能な期間が極めて限られているからである。
景鶴山は、尾瀬ヶ原をぐるっと囲む山々のひとつで、原の真ん中あたりの北側に位置する。このエリアは、東 ...
登山とは何か、あるいは現代登山の行き着く先 – お天狗山
早朝の街はまだ眠りから目覚めていない。進む先には山が見える。今日はあの山に登るのだ。
所用で群馬に来た翌日、天気も良いのでひと山登ってから帰ろうと、甘楽町小幡まで来た。街の中心部に車を停めて、城下町の町並みを歩いて抜ける。 ...
マウンテンホッピング in 西上州 – 笠丸山 / 桧沢岳 / 小沢岳
西上州は山と里が近い。集落を結ぶ道路が張り巡らされているので、沢の奥や峠まで車で行けてしまう。山頂直下が登山口だなんてこともあった。
2、3時間程度で登れてしまう山が多く、一日の行動時間としては物足りない。とはいえ縦走しよ ...
江戸時代の参詣道 – 根本山
群馬と栃木の県境に位置する根本山、両県それぞれの百名山であり、関東百名山にも選定されているものの、いまいちというか、ほとんど知名度はない。
歩き出すとすぐに道は二手に分かれている。尾根コースと沢コースだ。沢コースは荒れ気味 ...
遥かなる頂、笹原の海、樹林の迷路 – 錫ヶ岳
湯元温泉からのガレて急な登山道を上がり、前白根山に着いた。ここから望む五色沼越しの白根山は、絵葉書かカレンダーのような眺めだ。
だが、今日は白根山へは行かない。これから進む先に目をやる。
手前の綺麗な三角錐が白 ...
地元で人気の山を散歩した朝 – 吾妻山
皇海山の翌日、どこか軽く登ってから帰ろうと車を走らせ吾妻公園に来た。ここから吾妻山に登る。
駐車場は早朝にもかかわらずかなりの車で埋まっていた。ナンバープレートを見て回ると、どれも地元の車だった。こんな朝から公園に来る人が ...
百名山の登り方 – 皇海山
庚申山の山頂は樹木に囲まれた小スペースで展望はまったく無かったが、少し先に進むと視界が開けて、皇海山まで連なる稜線を見渡すことができた。
この風景を見た瞬間に、この山域が大好きになった。幾重にも織りなす緑の山々。山らしい山 ...
初夏の朝の山の散策 – 太田金山
群馬県大泉町に隣接する太田市、そのほぼ中央にあるのが太田金山だ。標高239mの低山だが、市内から近くアクセスも良いので朝から散歩してる人も多い。
金山というから金が採掘されていたのかと思ったが、どうやらそうではないようだ。 ...
歴史の山と信仰の山 – 岩櫃山 / 嵩山
集落の真裏に聳える厳つい岩山、あれが岩櫃山だ。
かつては山中に城があり、いまでも城址が残っている。見るからに堅牢そうな山城だ。
岩櫃城には真田氏が居城していた。真田氏を題材にした大河ドラマの舞台にもなったという ...
花咲き誇る春の山 – 鳴神山
ああ、やっぱり終わっちゃってたか。
山頂周辺のアカヤシオの群生はいまが最盛期のはずなのに、今年はいくぶん早かったのと、寒暖差が大きかったせいもあって、もう終わってしまっていた。
それでも、まだ数本は花を付けてい ...