初夏の朝の山の散策 – 太田金山
群馬県大泉町に隣接する太田市、そのほぼ中央にあるのが太田金山だ。標高239mの低山だが、市内から近くアクセスも良いので朝から散歩してる人も多い。
金山というから金が採掘されていたのかと思ったが、どうやらそうではないようだ。「キンザン」ではなく「カナヤマ」と読むのだと、ここに来て初めて知った。
戦国時代には山全体が山城であった。堀切や曲輪などの遺構がよく残っている。当時の石垣も一部が現存していた。
現在は、山頂に新田神社があるが、かつてはここが本丸であったそうだ。
山城全体が遺跡保護を兼ねた公園として整備されていた。といっても堅苦しいものは無く、誰でも自由に出入りできる。
山頂手前の広場は展望が良く、太田市街が見渡せる。
ベトナム人らしき青年が二人、所在なげに街を見下ろしていた。今日は日曜日だ。仕事も休みなのだろう。
こんなローカルな雰囲気も良い、地元に愛されてる山だった。
2021年5月