夜明け – 美ヶ原
深い夜の闇も薄らぎ、万物に形が戻ってきた。東の空の山際がオレンジ色に光り始める。
始まったな。この時間にここにいたいがために、凍りついた闇夜の山道を恐る恐る運転してきたのだ。
美しの塔を過ぎ、王ヶ頭を目指して進 ...
雪山日和 – 前掛山
いつ登るの? 今日でしょ!
そんな言葉を呟きたくなるほどの絶好の雪山日和だ。
ここに来るのはいつ以来だろう。以前に登ったのはもう何年も前のことになる。外輪山の黒斑山や蛇骨岳には何度か登っているし、冬にも来たこと ...
いったいなぜ、こんなことをしてるんだろう – 赤岳
やはり今年は雪が深い。南沢も例年にない積雪量だ。
新雪はまだ踏み固められてなく、足を取られて進みは遅い。踏み抜くと腰までハマる。
地蔵尾根にも柔らかな雪が降り積もり、アイゼンが効かない。
急斜面をず ...
春の伊豆 – 古稀山 / 達磨山 / 金冠山
前日とは打って変わって快晴の朝。雲ひとつない青空。標高が400m下がっただけなのに、山はすっかり春の装いだ。
西伊豆の縦走路を北へ歩いていく。
左手は海。海の向こうには南アルプス。海越しに見る南アルプスは新鮮だ ...
冬の伊豆 – 天城山
思ったよりも雪山だった。
登山口へ向かう山道からして、ガチガチに凍結していた。恐る恐る運転してたどり着いた駐車場は雪に埋もれていた。
本格的に雪山へ登るのは準備も含めてめんどうだし、天気予報もイマイチだし、それ ...
山へ – 雲取山
行くあても無いが、どこか山には登りたい。そんな時に向かうのは、そう雲取山である。
程よい行程で山に登った感があるし、景色も悪くない。それに家から遠くないので気軽に行ける。
迷った時は奥多摩小屋でテント泊が以前の ...
いったい何故、こんなところを登っているのだろう – 猿投山
標高たった629mの猿投山だが、登山口から積雪していた。やはり今年は雪が多い、低山でもしっかり雪山だ。
それにしても何故、こんなところを登っているのか…。
年に一度の長期休暇で西へ向かった。名古屋で所用をすませ ...
さらにやる気のない週末 – 高尾山
今週は高尾山だ。やる気のない週末も、ここまで来ると末期症状だ。
我が家から高尾山の山頂まではドア to サミットで徒歩4時間。まあ、そんなに歩く気はないので電車に乗る。
高尾山口駅からはダラダラ歩いても1時間で ...
やる気のない週末は続く – 南山
やる気のない週末は続く。
金曜の夜は目覚ましもかけずに寝た。起きたら外はすっかり明るい。遠くまで運転するのもめんどうだし、長い距離を歩くのは疲れる。かと言って、どこにも出かけないのも、それはそれで心が塞ぐ。
車 ...
やる気のない週末 – 嵐山
週末の朝、明るくなってから目覚めて、さてどうしようと考える。
金曜の夜から車を走らせ、車中泊して早朝から山へ…そんな気力が湧かなかった。最近なんとなく山に対する情熱が薄れているような気がする。
電車 ...