あの頂きの、その先へ – 甲斐駒ヶ岳
一年ぶりの甲斐駒ヶ岳。
ここ数年ずっと、この時期に甲斐駒に登っている。
昨年は日向八丁尾根から、一昨年は黒戸尾根から、その前の年は北沢峠から。
そのどれもが、甲斐駒が目的で甲斐駒を目指して登ってきた。 ...
山では、ただ山のことだけで心をいっぱいにしていたい
気分の上がらない日…というのはあるものです。
他の人がみんな幸せそうに見える、そんな日が。
心の奥の深い深い底に淀む暗い闇に引きずり込まれていきそうな、そんな日が。
そんなとき、あぁ山へ行きたいなぁ ...
御嶽教の山 – 諏訪山
登山道わきの石碑の文字を何気なく見ると「武尊山十一面観世音菩薩」と読めました。
武尊山? あの武尊山のことでしょうか?
その先の掘っ立て小屋のような祠には「八海山堤頭羅吒神王堂」とありました。
八海 ...
陽の光この身に浴びて輝く日 疑う余地もないほどの愛 – 大天井岳
なんだか空が明るくなってきた。
ガスに巻かれて真っ白だったので、テントを張って早々に、展望は諦めて夕飯のしたくをしてたのだが、慌てて見晴らしのいい場所へ行ってみる。
薄いピンクに色づいた空の下、槍から穂高へと続 ...
この道をどこまで行けば辿り着くのか 青空にひと筋ヒコーキ雲 – 御座山
整備されて歩きやすい登山道を登っていく。
周囲は木々が茂っていて、展望はほとんどない。
なんだかもやもやした気分なのは、登山道が少々退屈なせいだけではない。
もやもや…ちょっと違うな。
なんとい ...
Oh!Oh!Oh!Ohhh!! SHIMONITA!!
ひさしぶりに来た下仁田。
夕飯にはまだ早い時間なので、店が開くまで街をぶらぶら歩く。
もう何年も前だけど、群馬の山村を訪ねて回ってたころ、南牧村方面への玄関口が下仁田だった。
鉄道の終着駅にして山村 ...
日本名山図会
旅と山を愛した江戸の画人谷文晁が、諸国を廻って描いた山の絵を集めた画集、それが日本名山図会です。
諸国の名山を集めるという発想は文晁のオリジナルで、深田久弥の日本百名山の元ネタになったと言われています。
この画 ...
登山のルール – 妙義山
クサリを握る手に力が入る。
いつもはふざけてなめた山登りばかりしているが、さすがにここは慎重に行かないと。
両側が切れ落ちた岩稜を進む。万が一にも足を滑らせたら、あとは握ってるクサリが全てだ。手を離してしまえば ...
FUCKIN’ 恋人の聖地 – 白鳥山
どこまで運転すれば辿り着くのだろうと少々不安になりながら、山肌をうねるように付けられた舗装路をずっと登っていく。ゴルフ場を通り過ぎても、まだ先へと道は続いている。
麓からずいぶん走って、ようやく登りきったところが白鳥山森林 ...
大無間地獄 – 大無間山
思わず無言になってしまう…そんな急登を三時間登り続け、ようやく最初のピーク、P4に到着した。
ここからP3、P2、P1、さらに小無間、唐松谷ノ頭、中無間と全部で7つのピークを越えて、ようやく大無間山の山頂に至る ...