陽の光、降り注ぐ午後 – 城山 / 発端丈山
目覚めたら外は明るい。太陽の光が燦々と降り注いでいる。
金曜の夜はまっすぐ帰宅し、山に向けて車を走らせるのを通例としているが、昨夜は仕事帰りに痛飲してしまった。まあ、こんな週末もある。
それにしてもいい天気だ。 ...
冬終わりなば、春遠からじ – 仙人ヶ岳 / 石尊山
それにしても寂しい山だ。人の気配もないし、春の気配もない。
ハナネコノメが咲いていると聞いてやって来たが、沢沿いではなんの花も見つけられなかった。生命の気配もなく、あるのは葉を落とした疎らな木々と足元の枯葉ばかりである。
裂かれた丘陵 – 雹留山
閑散とした住宅地を抜けて、緩やかに蛇行する舗装路を登っていく。
東京都の西の果て、あきる野市の秋川丘陵を歩いている。
舗装路から未舗装の林道へ入った。
この林道に沿って、丘陵の稜線を進んでいき、秋川 ...
地味な尾根を登り、地味な山道を歩く – 松生山 / 浅間嶺
バスを降りてそれっぽいところを登っていくと、お墓に行き当たってしまった。引き返して車道まで降り、再び登り口を探す。人の来ない低山のあまり使われてない登山道は、登山口を見つけるまでがひと苦労だ。
畑の間の道を登っていくと、す ...
箱根外輪山3分の1周記 – 明神ヶ岳 / 金時山
樹林帯を抜けて、冬枯れの笹原を行く。
標高を上げると、富士山がひょっこり姿を現した。
塔ノ峰で外輪山に乗り、そこから反時計回りに進んできた。天気は良く、見晴らしもいい。
左手には神山に駒ヶ岳といった ...
二月のテント泊 – 瑞牆山 / 金峰山
この10年間の記録を見ると、二月には一度もテント泊をしていない。おそらくそれ以前にもしていないだろう。それならと、どこかへテントを張りにいくことにした。その他の月ではテント泊しているから、これで年間制覇だ。
行き先はどこに ...
里山の冬景色 – 不老山 / 三国山
夜が明けたが、陽の光は樹林帯の底まで届かない。薄暗い登山道を登っていく。
予想通り雪はなかった。
御殿場線の駿河小山駅から標高928mの不老山へ登り、そこから1000m前後のピークをいくつか超えて1328mの三 ...
青空に真白き富士の峰 – 清八山
阿智村での登山の帰り道、途中で仮眠して朝を迎え、再び車を走らせた。すっきりと晴れた空、山梨に入って富士山もぐっと大きくなった。
どこか登っとくか。このまま帰っても午前中には帰宅してしまう。やり過ごすには惜しい好天だ。
空いっぱいの愛を – 南沢山 / 横川山 / 富士見台高原
二時間の登りで南沢山に着いた。
空は青空。空気は澄んで、遠くの山までよく見えている。
薄く積もった雪を踏みしめて進む。
空が広い。緩やかな起伏の連なる稜線を気持ちよく歩いていく。
南沢山 ...
これで最後の九州の山 – 鶴見岳
九州最後の一日は、鶴見岳に登ることにした。となりの由布岳には登ったことがあるが、その時は前日に大雨の大崩山を登っていて、体調も良くなく気力もなく、天気もイマイチだったので鶴見岳には登らなかったのだ。今回も空は晴れているが、山頂には雲が ...