群馬の低い山と栃木のおっ切り込み – 栗生山
登山の翌日の山登りシリーズ、今回は袈裟丸山の翌日に栗生山に登った。「くりゅうさん」と読むらしい、今知った。場所は群馬県桐生市になる。
なぜ、この山を選んだかというと、桐生と足利の境界近くの山間部にある食堂で、この季節にしか ...
深い山 – 袈裟丸山
登山道は狭く、人ひとり分の幅しかない。両側に密生したシャクナゲが、枝を自由に伸ばして登山道を覆っている。その枝をかき分けかき分け進んでいく。
これは時間がかかりそうだ。
ここまで来るのも、なかなかたいへんであっ ...
静かな静かな山の秋 – 吾妻耶山
暖かく柔らかな日差しが、赤や黄に色づいた木々の葉を透かして降り注ぐ。空気は透明で空は青い。
大峰沼をぐるっと回り、大峰山を超えた。
だれもいない静かな山を、のんびり歩く。暑くもなく寒くもなく、時折り吹く風が心地 ...
ローカル山でローカル登山 – 日留賀岳
登山口からして超ローカルだった。
幹線道路を外れて山道に入り、ナビに従って集落の細い道を通過し、畑の間を抜けて奥へ奥へと進んでいった。こんなに狭い道に入って大丈夫だろうかと心配になってきたころ、一軒の民家で行き止まりになっ ...
登山の翌日にちょっとだけ山に登ってから帰宅する話 – 戸神山 / 高王山
平ヶ岳登山を終えての帰り道、すっかり遅くなってしまい、夜も更けてきた。疲れてきたしもう運転もしたくないので、ちょうど通りかかった道の駅で朝まで眠った。
翌朝、このまま帰っても午前中に家に着いてしまう。特に用事もないので、ど ...
寂しい秋の山の湿原 – 平ヶ岳
夜明け前から歩き始めて単調な尾根を登り、いくつかのピークを超えて池ノ岳まで来た。ここまで登ると、目の前には秋色の湿原が広がり、池塘は空の色を映して深い。
ここまで4時間半、思ったよりも早く着いた。日帰り最難関の百名山などと ...
ゆるキャン△ in 劔沢&雷鳥沢 – その4
四日目の朝、ごそごそと寝袋から這い出した。今日が最終日だ。
室堂まで歩くだけではつまらないし、かといってあまり長時間の登山もやめておきたい。なにせ帰りの運転も残っている。
そこで奥大日岳まで行ってもどってくるこ ...
ゆるキャン△ in 劔沢&雷鳥沢 – その3
夜明け前から歩き始めたが、いまひとつ気分が盛り上がらない。
そろそろ東の空が明るくなってくる時間なのに、雲に覆われた空は暗い。
カールを登って一ノ越に着いた。天気が良ければ浄土山のほうも回ってみるつもりだったが ...
ゆるキャン△ in 劔沢&雷鳥沢 – その2
夜になっても激しい風が吹いていた。
夜半の突風でペグが抜けて、30センチほどテントが動いてしまった。どうやら周りも同じ状況らしい。カンカンカンとペグを打つ音が聞こえてくる。脳の片隅で起きなきゃなと思いつつ、眠いしめんどうな ...
ゆるキャン△ in 劔沢&雷鳥沢 – その1
最高!すばらしい!エクセレント!
室堂の駅を出ると、思わずそう叫びたくなる景色が目の前に広がっていた。ひとりだし、周りにたくさんの人がいるから黙ってたけど。
天気予報は悪くなかったが、到着するまでは半信半疑だっ ...