歩くよりも3倍速い赤い彗星号、上高地へ行く
GWに一棟借りして宴会をした上高地のキャビンに、この秋、再び集合することになった。
他のメンバーは金曜から有給を取り、観光したりどこか登ったりしてから行くというたいへんけしからん境遇だが、わたくしは土曜の朝に出発である。金 ...
奥美濃の城下町 – 郡上八幡
美濃というと、かなりの山深い地を思い浮かべる。奥美濃というのはさらにその奥なのだから、そこにはもう山しかなく、熊や猪の住む世界だろうと想像していた。しかしそこにも町はあり、人々が暮らしている。
海の無い岐阜県のほぼ中央とい ...
海に近い山の集落 – 花沢
渓流沿いの、狭くて細長いわずかの土地に花沢集落はある。
三方を山に囲まれて山深く見えるが海岸線はすぐそこで、焼津市内から車で10分ほどの距離だ。
海に近いのに、山の中の隠された集落のよう。
花沢は、 ...
宮城温泉 出会いの湯
幹線道路から外れて山道を登って行く。道はしだいに細くなり、ほんとにこれでいいのだろうかと不安になる。細い山道をうねうねと進み、そろそろ引き返したほうがいいのではと思い始めたころ、山間に小さな一軒家が見えた。
あれだ…。
肥後国一之宮 阿蘇神社
平成28年4月の熊本大地震で甚大な被害を受けた阿蘇神社。ぐしゃっと潰れた楼門の画像を記憶してる人も多いだろう。
周辺の建物と比べて神社の被害が特別大きく、神様が身代わりになってくれたとも言われている。決して耐震うんぬんでは ...
三度目の正直、三度目の英彦山
英彦山に来るのは三度目だ。
いや、正確に言うと、英彦山の駐車場に来るのは三度目だ。
初めて来たのは何年前だろう、深夜に到着して仮眠し、夜明け前に起きて出発しようとしたらカメラがなかった。どれだけ車内を探してもない。 ...
夜の松本
夕飯をすませると、あとはもうすることもない。夜の街をぶらぶらと散策した。
松本は大都会だ。山から降りてくると、なおいっそうそれを感じる。
松本城の周辺には、そこここに旧市街の面影が残っている。
ビル ...
山の麓の一軒宿 – 小谷温泉山田旅館
妙高山、火打山の周辺には活火山もあり温泉が多い。
雨飾山の麓の小谷温泉も、そのひとつである。
かつては数軒の温泉宿があったが、いまでも残るのは山田旅館ただ一軒のみだ。
山田旅館の本館は江戸時代の建物 ...
秘境の今 – 秋山郷
秋山郷。
西を鳥甲山に、東を苗場山に挟まれた中津川沿いの渓谷に沿って点在する集落をまとめてそう呼ぶ。
群馬県の野反湖から北へ流れ出た中津川は山間部でいくつかの支流を合わせ、長野県栄村から新潟県津南町を経て信濃川 ...
The Way to Mt. Hakusan – 白峰
石川県白山市白峰、霊峰白山の麓の、明治の初めまでは牛首と呼ばれたこの小さな集落は、白山登拝の基地として栄えた。
現代の登山基地は、さらに奥地の市ノ瀬へと移ってしまった。市ノ瀬までは車道が通じ、そこからさらに別当出合まで、車 ...