秋だと思ってたら冬の谷川岳
息を切らせながら急角度の登山道を登る。足元ばかり見ていた視線をふと上げると、そこには白く輝く頂が。
雪…?
麓はまだまだ秋だったのに、山頂にはすでに冬がおとずれているのでしょうか。薄暗い早朝に出発したので、上の方がどんななのかよく見えてなかったです。
それより冬装備なにも持ってきてないよ。アイゼンピッケルどころかストックもない。
まあしょうがない。とりあえずは上を目指します。
雪の西黒尾根は少々スリリング。
稜線に出るとそこそこの積雪がありました。
トマノ耳からオキノ耳へは角度のある凍った斜面の登り下り。滑らないように慎重に進みます。
オキノ耳まで到達して、さてどうしようかと考えました。
天神尾根を下りロープウェイで下山する手もありますが、一ノ倉岳から茂倉岳へ縦走して土樽駅に降りる手もあります。
もう一回オキからトマへの斜面を登り降りするのもいやだし、トマノ耳から向こう側へ降りるのもいやだし、というわけで先へ進んでしまいました。
こっちのほうが傾斜はゆるやかです。雪も少なそう。
しばらく歩いて振り返ると、谷川岳方面はどんどんガスが濃くなっていました。
こっち側に来て正解だったかな。
いや、その前に冬装備なしで雪の谷川岳に登るのは不正解のような気もします。
みなさん、準備は万全で登りましょうね!!
2013年11月