みたままつり 2017
数年ぶりのみたままつり。
屋台が出なくなってからは、初めて来る。
見世物小屋とお化け屋敷と得体の知れない肉で呑ませる屋台がないのはちょっと寂しいけど、でもこのほうがいいよ。以前の混雑は異常だったから。
緑の湿原、流れる沢 – 入笠山
緑の湿原が、やさしい風にゆれていた。
あぁ、夏はこんな風景だったんだ。そういえば「入笠湿原」って大きな看板もあるもんな。
真冬の、雪の降り積もった見渡す限り真っ白な世界から、生命の蠢く緑の夏山へ。
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あの日の山へ – 草津白根山
草津と草津白根山。
意識して避けてきたわけではないけど、近くまで行ってもなんとなく足が向かなかった。なぜなら、そこには思い出が眠っているから。
そんな感傷的な気分にケリをつける気になったのか、突発的に思い立って ...
信じる力 – 奥甘利山
左膝の内側の筋だか骨だか関節だかに、昨年の夏から違和感があった。それがここにきて、ひどく痛むようになってしまった。最近のハードな山で酷使したせいだろう。痛みはどんどんひどくなり、普通に歩くのもままならないほどである。いや、自分では普通 ...
Mountain Addicted – 笊ヶ岳
朝が来た。小笊の上の富士山が雲の海に浮かんでいる。日の光に照らされて世界が黄金色に輝く。振り返ると悪沢、赤石、聖に上河内がほのかに紅く色づいている。
この山頂にひとりきり。昨日の夕景も、今日の日の出も独り占め。ここまで苦労 ...
緑の季節へ – 湯ノ丸山 / 烏帽子岳 / 角間山
稜線まで上がると北アルプスが見えた。
端から端まで、穂高から後立山まで。青空の下の白いアルプス。左には蓼科と八ヶ岳が雲の海に浮かんでいる。
よく見えてるし、けっこう近い。絶好の山日和だ。ここにはぜひとも晴れた日 ...
神々の住処への困難な道のり – 甘利山 / 千頭星山 / 鳳凰三山
進まない…。
踏み出した足を雪の上にそっと置き、ゆっくり体重を移動していく。後ろにあった重心が前がかりになり、姿勢が前傾になると突然、勢いよく太ももまで踏み抜いてしまう。足を引き抜こうともがくが、いっこうに抜けないどころか ...
御荷鉾山
群馬へ出かけるついでにサクッと山にも登ってしまおうと考え、どこにしようか地図を眺めているうちに目が止まった。
御荷鉾山、ここにしよう。
以前から名前が気になっていたけど、なんて読むかもわからない山だ。群馬百名山 ...
九州は今日も雨だった – 由布岳
空が暗い。
すでに日の出の時刻は過ぎているが、空は黒に近い濃い灰色だ。雨もポツポツ落ちている。由布岳のほうを見上げたが、山頂は厚い雲に覆われていた。
あ〜あ。九州二日目も天気はさえないようだ。
登山 ...
雨の大崩山
朝から雨が降っていた。いや、昨夜からずっと降り続いている。
仕事を終えてスーツのまま会社を出発し、27時間かけて宮崎県まで来たというのに。
もう一度、空を見上げる。登れないような豪雨ではないが、一日歩けば確実にぐし ...