三連休三百名山三連登 一登目 – 高原山
天気予報がイマイチなので期待してなかった三連休だが、直前になって予報が好転した。ならばどこかへ行かねばならない。食料の準備をしてる暇がないので日帰りになるが、それでもいい。三連休で三連登だ。
自宅は東京の西の端にあり、勤め ...
カンマンボロン
オンテキタイサン カンマンボロン
オンテキタイサン カンマンボロン
白装束の山伏たちの野太い声が響く。金剛杖を地面に突き立て、大きな鈴がジャランジャランと鳴る。ごく幼い頃の朧げな記憶だ。どこで見たのかは覚えていない ...
日本俺名山 2019-2020
2020年は世界ががらりと変わってしまった。行き過ぎた資本主義は限界を露呈し、社会の分断はますます進んだ。有言無言の圧力で行動にも制限がかかり、自由に出かけづらい雰囲気になった。
そんな時代にあっても、ぼくはそれなりに山に ...
近所の山で朝ごはん – 武蔵五日市城山
一日だけの休みなので遠出する気にもならず、かといってどこかへ登りに行きたい。そんな時の行き先は決まっている。奥多摩だ。といっても、奥多摩の奥の方はそれなりに遠いので、武蔵五日市へ向かった。この辺りなら自宅からすぐに着く。
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群馬の低い山と栃木のおっ切り込み – 栗生山
登山の翌日の山登りシリーズ、今回は袈裟丸山の翌日に栗生山に登った。「くりゅうさん」と読むらしい、今知った。場所は群馬県桐生市になる。
なぜ、この山を選んだかというと、桐生と足利の境界近くの山間部にある食堂で、この季節にしか ...
深い山 – 袈裟丸山
登山道は狭く、人ひとり分の幅しかない。両側に密生したシャクナゲが、枝を自由に伸ばして登山道を覆っている。その枝をかき分けかき分け進んでいく。
これは時間がかかりそうだ。
ここまで来るのも、なかなかたいへんであっ ...
静かな静かな山の秋 – 吾妻耶山
暖かく柔らかな日差しが、赤や黄に色づいた木々の葉を透かして降り注ぐ。空気は透明で空は青い。
大峰沼をぐるっと回り、大峰山を超えた。
だれもいない静かな山を、のんびり歩く。暑くもなく寒くもなく、時折り吹く風が心地 ...
ローカル山でローカル登山 – 日留賀岳
登山口からして超ローカルだった。
幹線道路を外れて山道に入り、ナビに従って集落の細い道を通過し、畑の間を抜けて奥へ奥へと進んでいった。こんなに狭い道に入って大丈夫だろうかと心配になってきたころ、一軒の民家で行き止まりになっ ...
登山の翌日にちょっとだけ山に登ってから帰宅する話 – 戸神山 / 高王山
平ヶ岳登山を終えての帰り道、すっかり遅くなってしまい、夜も更けてきた。疲れてきたしもう運転もしたくないので、ちょうど通りかかった道の駅で朝まで眠った。
翌朝、このまま帰っても午前中に家に着いてしまう。特に用事もないので、ど ...
寂しい秋の山の湿原 – 平ヶ岳
夜明け前から歩き始めて単調な尾根を登り、いくつかのピークを超えて池ノ岳まで来た。ここまで登ると、目の前には秋色の湿原が広がり、池塘は空の色を映して深い。
ここまで4時間半、思ったよりも早く着いた。日帰り最難関の百名山などと ...