キャンプと山登り – 三湖台 / 足和田山
快晴だ。富士山もスッキリ冴えている。半年に一度の朝霧高原キャンプの日は、なぜだかいつも天気が良い。
この日は到着早々から飲み始め、夕方にはダウンして寝てしまった。
翌日は昼前に撤収し、アフターキャンプの山登りへ ...
風と光と奇跡たち – 守門岳
すごいすごいすごい、なんて美しいのだろう。青空に輝く白銀の稜線だ。
やっぱり諦めずに登ってきてよかった。
予報に反して早朝は曇天だった。気持ちも上がらず、重い足取りで登り続けた。
こんな天気で登って ...
気になる山へ、ついに行く – 官ノ倉山
埼玉県の小川町に官ノ倉山という山がある。標高300m少々のなんということもない山なのだが、この山頂がずっと気になっている。
毎年春に開催されている外秩父七峰縦走大会、最近は有料になったこともあって遠ざかっているが、以前には ...
京中華
京都には独自に発展した中華料理がある。
京中華や京都中華と呼ばれるこの種の料理は、ニンニクなどの刺激の強い食材は使用せず、昆布と鶏ガラのあっさりした出汁がベースとなり、薄味で油は極度に控えめな、いかにも京都人が好きそうなぼ ...
本願寺
京都市内を散策して疲れたら、休息を兼ねて本願寺へ行く。
京都駅前の一等地に広い敷地を有する本願寺には、通りの喧騒から隔絶された静けさがある。
本願寺で休むのは、その静寂さのためだけではなく、なにより無料だからで ...
門前町の栄枯盛衰 – 坂本
比叡山の東の麓、山と湖の間に坂本の町はある。延暦寺の門前町として賑わい、最盛期の室町時代は人口1万人以上の大都市であった。
下山して最初の町並み、つまり町の最も山側には、立派な石垣を持った家々が並ぶ。これは元々は比叡山での ...
観光登山 – 比叡山
始発の叡山電車で八瀬まで来た。ここから比叡山へ登る。せっかく京都まで来たのだから、登山もしておくのだ。
終点の八瀬比叡山口駅で降りたのは、私の他には土産物屋の御主人が二人だけだった。ケーブルカーの運行時間になれば観光客も来 ...
木の芽煮
鞍馬寺の門前に軒を連ねる土産屋では、昔ながらの建物で昔ながらの土産を並べている。
土産屋の主力商品は、鞍馬名物の木の芽煮だ。木の芽煮というのは、細かく刻んだ昆布に山椒の実と葉を加え、真っ黒になるまで醤油で煮込んだ佃煮である ...
京の都の奥座敷 – 鞍馬
鞍馬というと、山深い地というイメージだ。実際それは、京都の市街地から北へ10kmの山間部にある。山と山に挟まれ、谷沿いを流れる川と並んで走る狭い街道沿いに集落はある。
鞍馬山は山岳信仰の地であり、山伏による密教も盛んであっ ...
2022年、初テン泊 – 大菩薩嶺
今年に入ってから、一度もテント泊していないことに気づいた。これはいかん。山で寝ないと精神にも肉体にも悪影響しかない。というわけで、食料を用意してテント泊装備をザックに詰め込んだ。
本当は夏山ルートの無い上越の山で一夜を明か ...