山頂デザート @会津駒ヶ岳
花の名前を覚えるのは難しい。
いやそれ以前に、花を識別するのがすでに難しい。
高山を歩いていると、白や黄色やピンクのちっちゃな花がいっばい咲いていて、ちっちゃいし、よく似たのがいろいろあるしで、覚える前に区別ができ ...
二十六夜待ちの山 – 秋山二十六夜山
お月見といえば、いまでは十五夜の月を指すのが一般的ですが、かつては十五夜以外にも様々な月齢の月を待つ信仰がありました。十三夜、十六夜、十九夜、二十三夜、二十六夜などなどなど。十三夜の月見は十五夜とセットになっていましたし、二十三夜待ち ...
Beyond the Skyline
夜明け前の稜線に上がり、早朝の澄んだ空気と刻々と移り変わる空の色をゆっくり満喫。
東の空がずいぶん明るくなってきた。急がなきゃ。ピークまで登ろう。
登り切るとちょうど、山の向こうから朝日が昇るところでした。
約束の山
不意打ちをくらった。
森林限界を越えると、いきなり目の前に現れた山頂へ至る稜線。この風景を目にしたとたん、一気に溢れ出した。
なぜあそこへ登るのか、なぜ登らなければいけないのか。
忘れていたわけでは ...
ガスガス八ヶ岳 2015
わかってはいたけど、稜線はガスガス。周りは真っ白でなにも見えません。
南アルプスや奥秩父はきれいに見えてたのに、八ヶ岳だけは稜線のピークを隠すようにして、細長く雲がかかってました。
そういえば去年もこんなことあ ...
星の眠る山
抱えた想い出を
白砂に埋めていきましょう
振り返ることもなく
通り過ぎるだけの場所にしましょう
温もりと幸せを風に流して
過ちと憎しみを空に放って
昨日を許せるように
夜明けのビクトリーロード – 甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳の向こうに太陽が姿を現した。
夜が終わり朝が始まるこの時間。一日のうちで最も美しいこの刻を、3000m級の稜線で迎える幸せ。
薄い紫と深い青に染まった空が、しだいにオレンジと水色に輝いてくる。 ...
艱難と逡巡の日向八丁尾根
キツい…。これは…たどり着けないかもしれない…。
日向八丁尾根で甲斐駒ヶ岳へ。何年も前から心にあったルートにようやく挑戦しているというのに…。
尾白川渓谷から日向山を超えて、大岩山への長い長い樹林帯を登る。まだ ...
雨でも山、風でも山、疲れててもダルくても山 – 鳥ノ胸山
日曜日、朝から雨。
どうしよっかなあって考えてるけど、やっぱ行くしかないよね。週末ずっと家にいるのは気分がくさくさするし。それに今年は、毎週登山を自分に義務付けてるし。
とはいえ、すっかり出遅れたし、いまいち盛 ...
お山のPDCAサイクル – 和名倉山
ちょうど一年前、朝から夕方まで一日中ずっと雨の北八ヶ岳を歩きました。雨だとわかってて行ったのです。一日中ずっと雨の中を歩くとどんなだろうと思って。
実際に歩いて初めてわかることも多かったです。ウェアの透湿性だったり、ザック ...