石川県の郷土料理 その2 – かぶら寿し / こんか漬け / 粕漬け / ふぐの子
かぶら寿しも金沢を代表する郷土料理のひとつだ。カブにブリを挟んで米麹で乳酸発酵させた「なれずし」の一種だが、寿司と言っても米は使っておらず、どちらかというと漬物に近い。
ブリもカブも高級品なので、かぶら寿しもまあまあいい値 ...
石川県の郷土料理 その1 – 治部煮 / 金時草 / ブリ / 黒作り / どじょうの蒲焼き
加賀料理には気品がある。江戸、大阪、京の三都に次ぐ大都市だった金沢では、加賀百万石の財力を活かして独自の文化が発展した。食文化も個性的で、独自の郷土料理や食材が豊富だ。
城下町金沢の武家文化を代表する料理は、なんといっても ...
百万石の寿司
金沢に来たらやっぱり寿司も食べたい。石川県は隣の富山県とともに寿司の旨い県だ。
市内のいくつかの寿司屋では、百万石の寿司として旬の地物を中心とした握り十貫をお手頃な価格で提供している。夜はたっぷり飲み食いする予定だったので ...
ハントンライス
昔ながらの洋食店では、時にまったく一般的ではない謎料理をメニューに見ることがある。かつての洋食黎明期に不確かな情報とありあわせの食材で西洋料理を再現しようとして生まれた料理なのだろう。海外旅行も身近になり、情報はあふれ、世界中の食料品 ...
金沢おでん
金沢はおでんの町だ。人口当たりのおでん提供店の数は全国一で、おでん消費量も一位であるという。
金沢おでんの出汁は、店によって昆布と鰹節だったり煮干しが加わったり鶏ガラベースだったり、塩のみで味付けたりほんのり甘い醤油を加え ...
勝浦タンタンメン
朝から雨が降っていた。雨の港町はうら寂しい。
有名な朝市も雨天は自動的に中止になるのか、露天は出ておらずひっそりとしていた。朝市目当てだった観光客が所在無げに街を歩いている。
朝市に合わせて早朝から営業している ...
アリランラーメン
幹線道路を外れて集落へと続く山道に入った。山道といっても道幅は広く、登りもカーブもゆるやかだ。
ここは房総半島の真ん中あたり、長野や山梨とは違って山間部らしさはあまりない。どちらかと言うと丘陵地帯だ。
こんなと ...
ひもかわ
ぴろぴろした麺が好きだ。いや、もちろん、もちもちした麺もやわやわした麺もごわごわした麺も好きだが、ぴろびろ麺に特別の郷愁を感じるのは、ぴろぴろ麺地域で育ったせいかもしれない。
群馬のひもかわを初めて食べたときは驚いた。薄く ...
ヒレカツのソースカツ丼
東京近郊にはソースカツ丼地域が多い。群馬、栃木、山梨が東京を包囲し、その外側には長野、福島という両巨頭が控えている。これらは登山でよく訪れる地域でもあるので、いきおいソースカツ丼を口にする機会も増える。
ソースカツ丼なんて ...
ビルマ汁
ビルマ汁、その名前を初めて耳にした時、なんて素晴らしいネーミングセンスなんだろうと感嘆し、一体どんな食べ物なのだろうと興味がわいた。
益子町で局地的に食べられているというビルマ汁、その実態は野菜たっぷりのカレースープだった ...