祈りと雨乞い – 雨乞岳
人は、意志の力で雲を消すことができる、というと胡散臭く思われるかもしれません。
しかし、なんだか見られてるような気がして、あるいは何気なしに顔を上げたら、誰かがじっと自分を見てたって経験は、だれにもあるのではないかと思いま ...
緩やかに山に浸る – 曲岳 / 升形山 / 黒富士 / 太刀岡山
先週は長い距離を歩いたので、今週は重い荷物を担いで登ろう。
長い距離を歩くだけではなかなかつかない脚力も、重い荷物を背負って登ると有効に鍛えられます。それに、来週のテント泊縦走に備えて、重い荷物に体を慣らしておかなくちゃな ...
岩と花の長い路 – 十二ヶ岳 / 節刀ヶ岳 / 王岳 / 三方分山
久しぶりに、ちょっくら長い距離でも歩いてくるか。
朝ゆっくり出発して、午後の早い時間には下山してるってのが最近は続いてました。7〜8時間の山行ばかりしてると、一日中歩くのがかったるくなります。体力的にもだけど精神的にも。な ...
登りつづけて天に至る – 富士山
悲しいできごとがあって落ち込んでた週末、なんだか山へ行く気にもならず一日を無為に過ごした。
明日は…行くか。気分が上がらないから、標高を上げてこよう。
どうせ上げるなら、そう、一番高いところまで。
...
花咲き乱れ、蝶が舞う – 御正体山
笹薮の登山道をずっと進んでいくと、そこだけパッと明るくなっていました。そこだけ日が差して、華やかで賑やか。
御正体山の山頂に着いたようです。
反対側からだと、だだっ広い平地を10分ほども歩いた奥がようやく山頂と ...
二十六夜待ちの山 – 秋山二十六夜山
お月見といえば、いまでは十五夜の月を指すのが一般的ですが、かつては十五夜以外にも様々な月齢の月を待つ信仰がありました。十三夜、十六夜、十九夜、二十三夜、二十六夜などなどなど。十三夜の月見は十五夜とセットになっていましたし、二十三夜待ち ...
星の眠る山
抱えた想い出を
白砂に埋めていきましょう
振り返ることもなく
通り過ぎるだけの場所にしましょう
温もりと幸せを風に流して
過ちと憎しみを空に放って
昨日を許せるように
夜明けのビクトリーロード – 甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳の向こうに太陽が姿を現した。
夜が終わり朝が始まるこの時間。一日のうちで最も美しいこの刻を、3000m級の稜線で迎える幸せ。
薄い紫と深い青に染まった空が、しだいにオレンジと水色に輝いてくる。 ...
雨でも山、風でも山、疲れててもダルくても山 – 鳥ノ胸山
日曜日、朝から雨。
どうしよっかなあって考えてるけど、やっぱ行くしかないよね。週末ずっと家にいるのは気分がくさくさするし。それに今年は、毎週登山を自分に義務付けてるし。
とはいえ、すっかり出遅れたし、いまいち盛 ...
Heart of the Okuchichibu
けっこうしばしば、つまんない山って言われちゃう甲武信ヶ岳。
確かに槍や穂高のような、だれが見てもひと目でわかる万人向けのわかりやすさはないけれど、味わい深い良い山です。
まあ、地味ではありますが。
...