緊迫登山ノススメ – 奈良倉山 / 権現山 / 扇山
うーん…。なんだか時間がかかってるな…。
奈良倉山から西原峠まで、登山地図のコースタイムは65分。
なのに、すでに1時間歩いているが、まだ半分を少し過ぎたあたりだ。
登山計画を立 ...
秋色の稜線 – 山伏 / 八紘嶺
うっとりするような秋の陽射し。
やわらかであたたかな晩秋の斜光が、木々も山も空気さえも、うっすらとオレンジ色に染めている。
秋の終わりの日の光に包まれて、山伏から八紘嶺までの穏やかな稜線を進む。
な ...
薙
雨乞岳の山頂から標高差で250mほど下ったところに、水晶ナギという場所があります。
花崗岩が風化した白ザレ砂の崩壊地特有の景観と、日向山や鋸岳など周囲の山々の展望もあり、なかなかよいところです。
登山道から外れて1 ...
祈りと雨乞い – 雨乞岳
人は、意志の力で雲を消すことができる、というと胡散臭く思われるかもしれません。
しかし、なんだか見られてるような気がして、あるいは何気なしに顔を上げたら、誰かがじっと自分を見てたって経験は、だれにもあるのではないかと思いま ...
緩やかに山に浸る – 曲岳 / 升形山 / 黒富士 / 太刀岡山
先週は長い距離を歩いたので、今週は重い荷物を担いで登ろう。
長い距離を歩くだけではなかなかつかない脚力も、重い荷物を背負って登ると有効に鍛えられます。それに、来週のテント泊縦走に備えて、重い荷物に体を慣らしておかなくちゃな ...
岩と花の長い路 – 十二ヶ岳 / 節刀ヶ岳 / 王岳 / 三方分山
久しぶりに、ちょっくら長い距離でも歩いてくるか。
朝ゆっくり出発して、午後の早い時間には下山してるってのが最近は続いてました。7〜8時間の山行ばかりしてると、一日中歩くのがかったるくなります。体力的にもだけど精神的にも。な ...
登りつづけて天に至る – 富士山
悲しいできごとがあって落ち込んでた週末、なんだか山へ行く気にもならず一日を無為に過ごした。
明日は…行くか。気分が上がらないから、標高を上げてこよう。
どうせ上げるなら、そう、一番高いところまで。
...
花咲き乱れ、蝶が舞う – 御正体山
笹薮の登山道をずっと進んでいくと、そこだけパッと明るくなっていました。そこだけ日が差して、華やかで賑やか。
御正体山の山頂に着いたようです。
反対側からだと、だだっ広い平地を10分ほども歩いた奥がようやく山頂と ...
二十六夜待ちの山 – 秋山二十六夜山
お月見といえば、いまでは十五夜の月を指すのが一般的ですが、かつては十五夜以外にも様々な月齢の月を待つ信仰がありました。十三夜、十六夜、十九夜、二十三夜、二十六夜などなどなど。十三夜の月見は十五夜とセットになっていましたし、二十三夜待ち ...
星の眠る山
抱えた想い出を
白砂に埋めていきましょう
振り返ることもなく
通り過ぎるだけの場所にしましょう
温もりと幸せを風に流して
過ちと憎しみを空に放って
昨日を許せるように