南アルプス日本百名山, 山梨百名山

なんという空の色。深くて青くて透明で。
雲ひとつなく、空気は凛と張り詰めている。

宇宙の色を映したような空に聳えるオベリスク。
こういうのを見ちゃうから、山はやめられない。

御座石鉱泉から延々と ...

南アルプス山梨百名山

雨乞岳の山頂から標高差で250mほど下ったところに、水晶ナギという場所があります。

花崗岩が風化した白ザレ砂の崩壊地特有の景観と、日向山や鋸岳など周囲の山々の展望もあり、なかなかよいところです。
登山道から外れて1 ...

南アルプス山梨百名山

人は、意志の力で雲を消すことができる、というと胡散臭く思われるかもしれません。

しかし、なんだか見られてるような気がして、あるいは何気なしに顔を上げたら、誰かがじっと自分を見てたって経験は、だれにもあるのではないかと思いま ...

南アルプス日本百名山

光岳の山頂から10分ほど先へ進むと、光石という大岩がある。
旅の終着点は、その光石の上と決めてある。

山頂を越えて樹林帯を進んでいくと、しだいに周りの木々が薄くなり、やがて目の前に大きな岩が現れた。
あそこ ...

南アルプス日本二百名山, 日本三百名山

南アルプス南部に、南岳という山がある。

山好きな人々でも、この山を知っている人は、それほど多くはないだろう。
かくいう自分も、全く注目していない山であった。

主要縦走路中にあるこのピークの標高は2702 ...

南アルプス日本百名山

三日目。
この日が、今回の縦走中で最も厳しい行程になる。
やり切るには、一にも二にも早出することだ。

早朝はなかなかシュラフから出られないのが常である。下界でも、目が覚めてから起き上がるまでに、いつもずいぶ ...

南アルプス日本百名山

二日目の朝。
漆黒の闇が、濃い紺色に変わり始めたころ出発。

小屋から少し登れば森林限界を超える。
雲海に浮かぶ富士の頂が見える。今日も天気は上々だ。

ひと登りすると目に飛び込んでくる南部の山並み ...

南アルプス

ついに来た。とうとう来た。いや、ようやく来れた…かな。

ずっと憧れていた南アルプス南部の山々へ、ついにとうとう登るのだ。

東海地方で育った自分にとって、南アルプスというのは比較的身近な存在だった。
でも ...

南アルプス

夜明け前の稜線に上がり、早朝の澄んだ空気と刻々と移り変わる空の色をゆっくり満喫。

東の空がずいぶん明るくなってきた。急がなきゃ。ピークまで登ろう。

登り切るとちょうど、山の向こうから朝日が昇るところでした。

南アルプス日本百名山

不意打ちをくらった。

森林限界を越えると、いきなり目の前に現れた山頂へ至る稜線。この風景を目にしたとたん、一気に溢れ出した。

なぜあそこへ登るのか、なぜ登らなければいけないのか。

忘れていたわけでは ...