百名山の登り方 – 皇海山
庚申山の山頂は樹木に囲まれた小スペースで展望はまったく無かったが、少し先に進むと視界が開けて、皇海山まで連なる稜線を見渡すことができた。
この風景を見た瞬間に、この山域が大好きになった。幾重にも織りなす緑の山々。山らしい山 ...
厳しくも優しい、山という存在 – 荒海山
車を停めて、林道を歩く。
林道は荒れているといったレベルではなく、破壊しつくされていた。自然の力は、人間の営みなど粉々に砕くほどの苛烈さだ。
林道終点から斜面を上り、尾根に乗ると、穏やかなブナ林が続いていた。
山の上の湿原へワタスゲを見に行く – 田代山 / 帝釈山
夏の光に輝く緑の湿原、微風にゆれる純白のワタスゲ、そんな風景を求めて田代山へ向かった。
何年も前から登りたいと思っていた田代山だが、どうせ登るならワタスゲの最盛期に登りたい。しかし、ワタスゲシーズンは天候の安定しない日が多 ...
シロヤシオ、シャクナゲ、ミネザクラ – 南月山 / 茶臼岳
頭上から白い光が降り注ぐ。緑の山で純白の花弁に包まれる。
満開のシロヤシオのトンネルを潜って進む。想像以上にたくさんの花が咲いている
アカヤシオのような華やかさは無いが、シロヤシオは清楚な美しさで溢れている。
梯子の山と鎖の山 – 石裂山 / 岩山
沢沿いを1時間も登ると梯子が現れた。ここから本格的に登りが始まる。といっても、特別に難しいことはない。濡れた岩は滑って危険だが、梯子で楽々と登れてしまう。
稜線に出たら石裂山へ向かう。石裂山と書いて「おざくやま」と読むらし ...
グリーン大佐、答えてください – 夕日岳 / 古峯神社
ひとりで山を歩いていると、なにかのメロディが頭の中でくり返し流れて止まないことがある。それは記憶の沼から浮上した旋律であったり、巷で流行りの音楽だったりと脈絡がない。
しとしと雨降る樹林帯を歩いていると必ず脳内に流れる歌が ...
三連休三百名山三連登 一登目 – 高原山
天気予報がイマイチなので期待してなかった三連休だが、直前になって予報が好転した。ならばどこかへ行かねばならない。食料の準備をしてる暇がないので日帰りになるが、それでもいい。三連休で三連登だ。
自宅は東京の西の端にあり、勤め ...
ローカル山でローカル登山 – 日留賀岳
登山口からして超ローカルだった。
幹線道路を外れて山道に入り、ナビに従って集落の細い道を通過し、畑の間を抜けて奥へ奥へと進んでいった。こんなに狭い道に入って大丈夫だろうかと心配になってきたころ、一軒の民家で行き止まりになっ ...
表日光の盟主 – 女峰山
日光の町に聳える女峰山。
日光の山といえば、この山の姿が目に浮かぶ。
中禅寺湖半の男体山と対になり、あちらが男性でこちらは女性になぞらえられている。
丸くぽこっとした男体山とは対照的に、女峰山は険し ...
ぐるっと男体山
中禅寺湖畔にポコっと聳える男体山。
いちおう背後に山脈が連なってますが、ほとんど独立峰と言ってもいいくらいです。
独立峰の頂きに立つには、斜面をひたすら登るしかありません。
これがけっこう精神的につ ...