大小山
佐野から足利へと車を走らせていると、山頂直下に「大小」という文字のある山が見えた。
なんだあれ?
調べてみると大小山という山らしく、登山道もあるようだった。
その日は時間が無くて帰ったが、後日改めて ...
酷暑の低山散歩 – 高舘山
益子での所用を午前中で終えて、午後は山登りだ。とはいえ、時間はあまりないし、なにより暑いので長時間は歩きたくない。そこで、街からすぐ近くにある標高302mの高館山に登ることにした。
まずは、益子の森に車を停めて、園内を歩く ...
史上最低のアカヤシオ – 鳴虫山
山の花には「当たり年」がある。数年に一度、ある特定の花が盛大に咲き乱れるのだ。いつ当たるか、どの花が当たるかに法則性は見られないが、複雑な自然メカニズムの結果であるのは間違いない。
「当たり年」があれば「ハズレ年」もある。 ...
足尾のハゲ山 – 備前盾山
何年か前にインターネットで見かけた栃木の山の写真がずっと気になっていた。それは足尾の山で、銅山の公害によりすっかりハゲてしまった山の写真だった。
あの山に登ってみたいと思いながらも、山名を記憶していないので果たせずにいたが ...
高原の頂きを探して – 古峰ヶ原
2年前、古峯神社から夕日岳へ登り古峰ヶ原峠へ下山した。下山後は古峯神社にも参詣し、これで古峰ヶ原には行ったものだと思っていたが、そうではなかったようだ。古峰ヶ原峠や古峯神社とは別に、古峰ヶ原という名のピークがあることをつい最近知ったの ...
秋の日光の喧騒から離れて – 温泉ヶ岳 / 根名草山
秋の日光をなめてはいけない。夜明け前なのに、中禅寺湖周辺の駐車場はすでに満車に近かった。日中はカオスだろう。
激混み必至の中禅寺湖畔は避けて、金精峠まで車で登った。こちらの駐車場もすでに八割方は埋まっていた。
...
尾瀬の奥地へ 後編 – 黒岩山
飲めるだけ水を飲み、3リットルめいっぱいに補給した。この先、尾瀬沼までの間に水場はもう一ヶ所あるが、そこがもし枯れていても、節約して使えばなんとかなるだろう。
それにしても暑過ぎる。
いっとき下がった体温も、歩 ...
尾瀬の奥地へ 前編 – 鬼怒沼山
思わず手をついて攀じ登るほどの急な山道を3時間登ると、突然視界が開けた。鬼怒沼湿原に着いたのだ。
青空の下に広がる緑の湿原。遠くには奥白根山の頂が見える。
この先の行程も長いので立ち寄る予定ではなかったのだが、 ...
江戸時代の参詣道 – 根本山
群馬と栃木の県境に位置する根本山、両県それぞれの百名山であり、関東百名山にも選定されているものの、いまいちというか、ほとんど知名度はない。
歩き出すとすぐに道は二手に分かれている。尾根コースと沢コースだ。沢コースは荒れ気味 ...
遥かなる頂、笹原の海、樹林の迷路 – 錫ヶ岳
湯元温泉からのガレて急な登山道を上がり、前白根山に着いた。ここから望む五色沼越しの白根山は、絵葉書かカレンダーのような眺めだ。
だが、今日は白根山へは行かない。これから進む先に目をやる。
手前の綺麗な三角錐が白 ...