きらきらと輝いていた二日間 – 剣山 / 三嶺
空は眩しく光り、山は白く輝いている。季節外れの昨夜の雪で薄化粧した稜線は、まるで粉糖をふりかけた洋菓子のようだ。
天気予報を精査して縦走に最適な日を選んだだけのことはある。降雪だけが心配だったが、この程度なら歩くのに問題は ...
お手軽に登る関西の山〜前編 – 金剛山 / 大和葛城山
年末年始の天気は大荒れの予報であった。日本海側や東北は大雪になりそうだ。典型的な冬型の気圧配置で関東地方は晴天が続くが、せっかくなので遠出がしたい。なにせ年に一度の五連休なのだから。
ここ何年かの正月休みは九州に出かけてい ...
ゆるキャン△ in 劔沢&雷鳥沢 – その4
四日目の朝、ごそごそと寝袋から這い出した。今日が最終日だ。
室堂まで歩くだけではつまらないし、かといってあまり長時間の登山もやめておきたい。なにせ帰りの運転も残っている。
そこで奥大日岳まで行ってもどってくるこ ...
薮と徒渉と急登と – 佐武流山
思わず手を使わざるを得ない嶮しい登り。見上げれば終わりを見ることもなく、まるで天まで昇るかのよう。足元は崩れて安定しない。縦横に張った木の根は、前日の大雨に濡れて滑る。
これはちょっとキツイな。標高差1000mをこの調子で ...
灼熱アルプス Day2 – 祖父岳 / 水晶岳 / 赤牛岳
テントの下の地面にはいくつもの大きな石が埋まっていて、頭を地上に出している。マットを敷いてもゴツゴツと背中に当たり、まっすぐ寝ることができない。石を避けてS字型になって、寝返りも打てずにひと晩を過ごした。縦走2日目も寝不足で始まった。 ...
地味山登山のススメ – 経ヶ岳
頭上には木々が生い茂り、足元は笹に覆われている。どこまで登っても同じ光景だ。経ヶ岳は木曽山脈の端に位置する独立峰のような山なので、里から登るとただひたすらに登りが続く。地味な急登だ。距離も長い。
いや、地味な山だってもちろ ...
三度目の正直、三度目の英彦山
英彦山に来るのは三度目だ。
いや、正確に言うと、英彦山の駐車場に来るのは三度目だ。
初めて来たのは何年前だろう、深夜に到着して仮眠し、夜明け前に起きて出発しようとしたらカメラがなかった。どれだけ車内を探してもない。 ...
秋の終わりと冬の始まり – 霞沢岳
なんだかずいぶん寒いのでテントの外へ出てみると、風景が白く染まっていた。
えっ、雪…。
降るかもなとは思っていたけど、まさか標高2000mちょっとのテント場で、しかも昼間から積もるとは予想してなかった。 ...
静かな山の深い旅 – 鳥甲山
青空の下で緑の稜線が輝いている。
前後左右まったく人の気配がない。駐車場には他に二台の車が停まっていたが、だいぶ先に出発したようで顔を合わせることはなかった。後から登ってくる人もいない。
快晴の三連休で、人気の ...
野反湖畔の緑のトレイル – 白砂山
森を抜けると視界が開けた。緑の稜線が白砂山まで続いている。
この稜線が、群馬と新潟の県境になる。ぐんま県境稜線トレイルとして整備された、草津から白砂山を経て谷川連峰まで続く稜線の一部だ。
整備されたと言っても、 ...