秋の終わりと冬の始まり – 霞沢岳
なんだかずいぶん寒いのでテントの外へ出てみると、風景が白く染まっていた。
えっ、雪…。
降るかもなとは思っていたけど、まさか標高2000mちょっとのテント場で、しかも昼間から積もるとは予想してなかった。 ...
西上州のマイナー山 – 大桁山 / 鍬柄岳
うーん、地味…。
山頂には木製のベンチが四つ並んでいた。いつからあるのか、最後に人が座ってからどれくらいの時が経つのか、よくわからないようなベンチだ。
山頂からの展望もあまりない。かつてはそれなりに見晴らしが良 ...
日本俺名山 2017-2018
毎年、その年に登った山の中から心に残った山を選んでいく日本俺名山。
昨年末は公私共々いそがしくてスルーしてしまいましたが、リアルでもネットでも誰からも何も指摘されませんでした。まあ、そんなもんでしょう。誰にも期待されてない ...
2018年10月の御嶽山
あれから四年、ようやくこの日が来た。
この四年の間にも徐々に規制は解除され、少しづつ登れるようになってきたが、火口周辺の規制は最後まで残っていた。それがこの秋、二週間だけ規制解除され、剣ヶ峰へ登れることになったのだ。
ゆるふわ高原歩き – 鉢伏山 / 高ボッチ
目覚めたら、空は青かった。
あれ?晴れてる?
三連休の二日目は天気の悪い予報だったので、町をぶらぶら散策するつもりでいた。しかしどうやら予報は外れたようだ。どうしよう。やっぱり山へ行くか。
大きく出 ...
夜の松本
夕飯をすませると、あとはもうすることもない。夜の街をぶらぶらと散策した。
松本は大都会だ。山から降りてくると、なおいっそうそれを感じる。
松本城の周辺には、そこここに旧市街の面影が残っている。
ビル ...
山の麓の一軒宿 – 小谷温泉山田旅館
妙高山、火打山の周辺には活火山もあり温泉が多い。
雨飾山の麓の小谷温泉も、そのひとつである。
かつては数軒の温泉宿があったが、いまでも残るのは山田旅館ただ一軒のみだ。
山田旅館の本館は江戸時代の建物 ...
秋色の雨飾山
黄色、橙色、紅色、琥珀色、茜色。色とりどりの秋の色。
夏の勢いも衰えてきた山の緑に、艶やかな秋色が混ざり出す。
山が、一年で最もゴージャスに彩られる季節が始まる。
笹平まで登ると、笹原の向こうに山頂 ...
秘境の今 – 秋山郷
秋山郷。
西を鳥甲山に、東を苗場山に挟まれた中津川沿いの渓谷に沿って点在する集落をまとめてそう呼ぶ。
群馬県の野反湖から北へ流れ出た中津川は山間部でいくつかの支流を合わせ、長野県栄村から新潟県津南町を経て信濃川 ...
静かな山の深い旅 – 鳥甲山
青空の下で緑の稜線が輝いている。
前後左右まったく人の気配がない。駐車場には他に二台の車が停まっていたが、だいぶ先に出発したようで顔を合わせることはなかった。後から登ってくる人もいない。
快晴の三連休で、人気の ...