錦帯橋と城下町 – 岩国

錦帯橋、緩やかに弧を描く木製の橋が連なる姿は、誰もが一度は写真で見たことがあるだろう。激流に耐えるための設計だが、現代工学的に見ても理にかなっているという。

錦帯橋を渡るのは中学の修学旅行以来だ。あの時は橋の上でピストンダッシュを繰り返して係の人に怒られた。その節はたいへん申し訳ございませんでした。今回は大人なので大人しく渡る。

錦帯橋ばかりが有名だが、岩国には城下町の町並みも残る。

錦帯橋を渡ると上級武士の屋敷が並ぶ。背後の山の上は岩国城だ。錦帯橋の架かる錦川が天然の外濠になっている。

錦帯橋の手前は下級武士や庶民の町だった。小さな家屋がひしめき合う様子は当時の雰囲気を残している。

ギャーギャー騒ぐだけの中学生には見えなかったものが、大人になると見えてくる。

子供の頃に訪れた町を再訪するのも良いものだ。

2023年1月