琵琶湖東岸の中核都市 – 長浜
秀吉が信長より拝領した城下町が、長浜の町の始まりです。
秀吉は、それまで今浜と呼ばれていたこの地を長浜と改名し、城を築き町を整備して、商人を呼び寄せて城下町に賑わいをもたらしました。
北国街道沿いには重厚な黒壁の商家が並びます。
中心部は黒壁ストリートとして観光開発されています。なんともありがちなお店が多く、よくあるタイプのミュージアムもあったりして、チラ見しただけで足早に通り過ぎました。
観光開発された黒壁ストリートの周囲は、地元向けのお店も多い商店街です。しかし開いてる店はとても少なく閑散としていました。
琵琶湖の水運によって発展した旧市街から、陸運が主力の現代は、より内陸部のショッピングセンターへと賑わいが移ってしまいました。
大通りをはさんで反対側は、白壁の旧家が連なるしっとりした町並みでした。
暗くなってしまったので、あまり見て回れませんでしたが、時間のあるときにゆっくり歩きたいエリアです。
町の端まで歩いて行き、さらに行くと琵琶湖に出ます。
かつては水上交通の要所だった長浜の港も、いまでは観光船の発着が主なようです。
湖と対岸の山並みに沈む夕日だけが、昔も今も変わらない風景のようでした。