下仁田カツ丼

人通りも少なく、寂れた町という言葉がぴったりな下仁田。しかしなぜか食事のできる店は多く、10軒以上が営業しています。通りを歩いている人の数からすると明らかに過剰な気もしますが、営業してるということは、それなりにやっていけてるのでしょう。

そして、それらのお店のどこにでもあるメニューが「カツ丼」です。普通の食堂だけでなく、洋食店に中華料理屋、カフェや料亭にも「カツ丼」があります。

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かならず蓋付きで提供されるカツ丼。その蓋を取ると、そこにはカツがどんと鎮座しております。

ソースではなく甘しょっぱい醤油味のタレにくぐらせたトンカツが、どんぶりメシの上にのっかっています。

米とカツ、ただそれだけ。

キャベツの千切りなどという軟弱なものがカツの下に隠れていたりはしません。どんぶりの他は味噌汁と漬物のみです。

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肉の部位や揚げ方、枚数などはお店によって違いがありますが、どんぶりメシに醤油ダレのトンカツのみというストロングスタイルは全店共通です。

下仁田で「カツ丼」といえばこれなのです。

いくつかのお店では「上カツ丼」というメニューも提供されています。たまには良い肉でも食べるかと、その「上カツ丼」を注文し、蓋を取るとそこにあるのは…

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カツ丼です。

普通のカツ丼です。いや、ここでは普通のカツ丼というのは醤油タレのカツ丼ですから、これはやはり特別なカツ丼なのです。並より50円高いのは、卵代なのでしょうか。

下仁田の各店には焼肉丼というメニューもあります。例によって蓋を取ると、そこにあるのは少々予想外の焼肉です。

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豚肉です。さすがは豚肉大好き群馬県。

下仁田ではこれが焼肉なのでしょうか。