歴史の山と信仰の山 – 岩櫃山 / 嵩山
集落の真裏に聳える厳つい岩山、あれが岩櫃山だ。
かつては山中に城があり、いまでも城址が残っている。見るからに堅牢そうな山城だ。
岩櫃城には真田氏が居城していた。真田氏を題材にした大河ドラマの舞台にもなったという ...
花咲き誇る春の山 – 鳴神山
ああ、やっぱり終わっちゃってたか。
山頂周辺のアカヤシオの群生はいまが最盛期のはずなのに、今年はいくぶん早かったのと、寒暖差が大きかったせいもあって、もう終わってしまっていた。
それでも、まだ数本は花を付けてい ...
昭和の香りの映画館、百名山のこと、空き地の立派な駅 – 石尊山
インド映画はおもしろい。インド映画について語り始めると長くなるので割愛するが。そのインド映画を観るために高崎まで遠征した。高崎電気館でインド映画の特集上映があったからだ。
合計3日間の滞在中、午前と午後に一本づつ鑑賞する予 ...
群馬の低い山と栃木のおっ切り込み – 栗生山
登山の翌日の山登りシリーズ、今回は袈裟丸山の翌日に栗生山に登った。「くりゅうさん」と読むらしい、今知った。場所は群馬県桐生市になる。
なぜ、この山を選んだかというと、桐生と足利の境界近くの山間部にある食堂で、この季節にしか ...
ぐんまの山歩き – 雨乞山 / 小野子山 / 中ノ岳 / 十二ヶ岳
長野、山梨に次ぐ山岳県の群馬だが、群馬の山は里に近い。
日本アルプスのように容易には立ち入り難い雄大な山脈ではなく、山間には道があり集落の点在する親しみのある山並みだ。そんな山々が幾重にも連なっている。谷筋の街道から分岐し ...
緑の山の滴る季節 – 子持山
緑が深い。初夏の山だ。季節は確実にひとつ進んでいる。
岩に登ると視界が開けた。うねるように連なる緑の山々に、特徴的な岩がぽつりぽつりと浮かんでいる。
だれもいない。静かだ。山と岩と自分だけ。
いくつ ...
山と祈り – 榛名富士 / 相馬山
あまり歩かれてなさそうな山道を1時間ほど登ると山頂に着いた。
ん?見えない…?
東側は視界が開けているが、西側の眼下に広がっているはずの火口湖は木々に隠されて見えなかった。
んー、ざんねん。 ...
山の彼方に日が沈む
夕暮れは美しい。そして切ない。
一日が無事に終わった安堵感と、まもなく今日が終わってしまう寂しさと、刻一刻と移ろいゆく空の色と。
遠くのお山に沈む夕日を眺めて過ごした子供の頃。
あの山の向こうに行っ ...
霧氷の森と白い稜線 – 赤城山
夜明けの森に朝日が差すと、風景が一変しました。
それまでの薄ら寒い紫色の世界から、透きとおった青空と白く輝く霧氷の森へ。
キラキラ輝く赤城山の霧氷の森。これは…綺麗だよ。
綺麗だとは聞いてたけど、ほ ...
雨のち晴れの榛名山
や〜、この眺め。なんて気持ちのいい眺め。
やっぱり登ってよかったなあって、しみじみ思う瞬間。
草津からの帰り道、車を走らせてしばらくすると空は青空に。どうやら天気が崩れていたのは草津周辺だけだったもよう。