花咲き誇る春の山 – 鳴神山

ああ、やっぱり終わっちゃってたか。

山頂周辺のアカヤシオの群生はいまが最盛期のはずなのに、今年はいくぶん早かったのと、寒暖差が大きかったせいもあって、もう終わってしまっていた。

それでも、まだ数本は花を付けていて、薄いピンクが春らしい水色の空に映えていた。

鳴神山の山頂からは周囲の山々が見渡せる。

女峰山、男体山、太郎山の日光連山に奥白根山、庚申山から皇海山、袈裟丸山へと続く稜線。遠くには谷川連峰、すぐ目の前は赤城山。

早朝から登り始めたので、まだだれも登ってこない。

アカヤシオは終わっていたが、カッコソウは咲き始めていた。こちらも例年より2週間程度は早い。

カッコソウの移植地には鳴神山を愛する会の方がいらっしゃり、こちらが何か尋ねる前からいろいろな花の写真を見せてくれる。いまの時期に咲いてる花の、咲いてる場所を教えていただいた。

この後、下山口でも会の方に話しかけられ、駐車場では地元の釣り師に話しかけられ、どちらも鳴神山の花を愛し、誇りに思っているのがひしひしと伝わってきた。話しかけるなオーラを出してるので、日頃はめったに話しかけられることはないのだが、みなさん話したくてしかたないようで、そんなことはおかまいなしであった。私も楽しくお話しさせていただいた。

会のおじいさんに教えてもらったヒイラギソウの群生を写真に収め、林道へと下山した。

早朝は駐車場に数台の車しか停まってなかったのに、もどった時には車があふれて路上駐車が300mくらい続いていた。

今ごろ、たくさんの登山者がカッコソウを愛で、会のおじいさんの話を聞いているのだろう。