Before and After 市房山
進む道の先には、これから登る市房山が聳える。かっこいい山だなと、車を降りてのん気に写真なんて撮ってたけど、この時点ですでに道を間違えていた。
Googleマップに示された登山口は実際とはまったく違っていて、到着したはいいけ ...
エントロピーを増大させろ – 市房山
登る登る登る。ひたすら登る。歩き始めてからずっと登りだ。
八号目を過ぎると森林限界を超えた。頂を目指して登り続ける。よく晴れた良い天気だ。新年最初の登山にふさわしい晴れやかな日になった。
今日の山は市房山、熊本 ...
2025年1月1日の朝
東の空が明るんできた。
空の色は漆黒から紫紺、そして深藍へと移ろいゆく。まもなく夜が明ける。
そういえば今日は元日だったな。
あけましておめでとうございます。
静かな大都会熊本、馬刺しを探してさまよい歩いた夜
熊本は大都市だ。九州内では福岡、北九州に次ぐ規模を誇る。
だが、九州第三位の大都市にもかかわらず熊本駅前は閑散としていた。交通量は極端に少なく、片側二車線の駅前通りを走る車は数台ぽっきりだ。人通りもほとんどない。閑散としす ...
熊本ラーメンは焦がしニンニク油だった – とんこつラーメン放浪記 6
都内でも熊本ラーメンは食べられる。熊本市内で数店舗を展開する『桂花』が新宿、渋谷、池袋などに支店を出しているからだ。以前に食べたことあるが、焦がしたニンニクの香りが強烈なラーメンだったと記憶している。
今回のとんこつラーメ ...
この金峰山はどの金峰山?
登山を趣味としているなら「金峰山」といえば奥秩父のあの山、山頂に五丈岩のあるあの金峰山のことだと思うだろう。だが、全国の金峰山はあの金峰山だけではない。
奥秩父以外にもいくつかの金峰山があることは知っていても、それがどこに ...
夢の中へ
旅をしていると不思議な時間がある。
朝靄で見通しの悪い山間に、不意に静かな街が現れた。無気味なくらい人の気配がなく、建物の輪郭はぼんやりとして、それはまるで夢の中の街のよう。
街を抜けると朝靄は消えて太陽が山の ...
国道系どろどろ久留米ラーメン – とんこつラーメン放浪記 5
久留米ラーメンは博多ラーメンよりも豚骨が濃いという。スープの製法の違いで久留米は呼び戻しでうんぬんかんぬんみたいなうんちくを聞いたことはある。
でもまあ博多と久留米はたいして離れてないのだし、もともと久留米で生まれたとんこ ...
久留米、昭和が色濃く残る街。路地裏のギョウザとなんでもありのやきとり
西鉄久留米駅を出ると、目の前のビルにはアイスクリームの大看板。「白くま」は聞いたことあるが、「あいすまんじゅう」は初耳だ。丸永製菓というのは地元の企業らしい。ローカルだ、あまりにもローカルだ。駅前一等地の看板からしてローカルだ。
そこに山があるからだ – 九千部山
地図に記載されていた登山口の駐車場は「グリーンピアなかがわ」という施設の駐車場、というか入口の前のちょっと広くなっているスペースだった。グリーンピアというのは屋外保養施設というかアウトドア村というか、バンガローがあってBBQができたり ...