1ヶ月半ぶりの山 – 陣馬山 / 城山
暑かったりダルかったりめんどくさかったり、または見たい映画があったり飲みに行く約束があったりで、1ヶ月半も山に登っていない。こんなに間隔が空いたのは、この10年ほどで初めてではないだろうか。
日頃から特にトレーニングもしてないので、最低でも週一で登らないと体力も筋力も維持できない。2週間も開けたら、明らかに衰えを実感する。それがひと月半だ。夏山シーズンを前にして、これはマズい。次の週末は天気が良さそうだが、ぶっつけ本番でテント泊縦走は不安だ。せめて少しでも歩いておきたい。
そうわけで陣馬山へ向かった。陣馬山程度で体力強化になるのかは疑問だが、なにもせずにゴロゴロ寝てるよりはマシだろう。
陣馬高原下から歩き始めた。山道に入ってすぐに息が上がる。体が重い。汗が噴き出る。ものすごい急登が延々と続くような気持ちになる。樹林帯は薄暗く風も無い。それにしても暑い。なんなんだよこの暑さは。頭がクラクラしてくる。
山頂までたった1時間なのにフラフラになった。
山頂の茶屋でコーラを飲む。冷たくて美味しい。自分で担がずにお金を出して買うのはなんだか負けた気がするのでイヤだったが、そうも言ってられない。冷えたコーラはプライドよりも価値がある。
さて、いくらなんでもこれで下山というわけにはいかない。高尾まで歩く。どうせ車はあっちに停めてるんだし。
縦走路ならキツい登りもなく割と平坦だから楽だろうと思った。確かにそうなのだが、この暑さだ。すでにけっこうフラフラで、足に来ている。サボり過ぎた体力の衰えが隠せない。それにしても、こんなところでこんなに疲れてるなんて、実に情け無い…。
なんかもうエスケープして帰りたくなったが、それでもいちおう高尾までは歩く。なんとしてでも歩く。ただし巻けるピークはすべて巻いていくことにした。それなら登りも少なくてすむ。
堂所山は当然巻いた。あそこは登ってもたいして嬉しくない。それから景信山も巻いた。なんども歩いてるこのコースだが、景信山を巻いたのは初めてだ。
城山も巻いちゃえと思ったが、巻道が通行止めだったので強制的に登頂した。本日二つ目のピークだ。せっかくだから、かき氷を食べていく。かき氷機の不調で時間がかかると言われたが、それでも食べていく。暑いんだよ、食べさせてよ、かき氷。
ずいぶん待って手に入れたかき氷で、体温がいくらか下がった気がした。
最後はなんと高尾山も巻いて、金毘羅台園地から高尾と高尾山口との間に下山した。
疲れた。暑かった。フラフラだった。
来週からの夏山シーズンが思いやられる…。
2023年7月