タイム塔ライアル & 蛭ヶ岳ピストン

先週は山に行けなくて、来週も行けない。今週は登っておきたい。でないと、三週間も空いてしまう。新しく買った靴の試し履きもしたい。

そんな週末に限って、天気予報は雨。さて、どこへ行こう。

こんな時はだいたい奥多摩か丹沢だ。うちから近くて、登るところもいろいろある。なんだかんだで奥多摩にはちょいちょい行っているが、丹沢はしばらく行っていない。今回は丹沢にしておこう。

どこを登るか考えるのもめんどうだったので、大倉から蛭ヶ岳まで行って帰ってくることにした。これなら特になにも考えることはない。新しい靴の試し履きにもちょうどいい距離だ。

依然としてクリステルさんとキャサリンさんが行方不明のままの大倉を出発し、塔ノ岳まで2時間8分だった。まあ、こんなものか。なかなか2時間は切れない。荷物を軽くして、塔ノ岳までにしておけば切れそうな気もするが、それだと面白みがない。短距離ダッシュがしたいわけではないのだから。

塔ノ岳の山頂からは富士山が見えていた。天気予報はかなり悪かったが、そこまでひどくはないだろうと予想してきた。しかし、富士山が見えるとは思っていなかった。

天気予報のおかげだろう、人も少なく静かな山頂だ。

塔ノ岳まで急いで登ると、その後はグダグダになってしまう。まあ、急ぐ必要はないので、のんびりでいい。

丹沢山、不動ノ峰と超えていく。空には青が広がっていく。

新しい靴は、まあこんなものだろう。良くも悪くもない。登山靴といっても、日帰り用にしてるのは、登山ショップで売ってるローカットのハイキングシューズの中で一番安いのを買ってくるだけなのだから。

大倉から約5時間で蛭ヶ岳に着いた。山頂で休憩していた男性が下山するのと入れ代わりになり、自分の他には誰もいない。

テーブルみたいなベンチに寝転んでしばらくのんびりしていたが、山荘に入りカレーを食べることにした。

カレーを食べ終えたら下山しよう。今日は車だから藤野まで歩いて電車に乗るわけにもいかない。来た道をもどるしかない。

ここまでの道をまた歩くのはちょっとダルいなと思いつつ、おそらくレトルトのカレーライスを食べた。

2019年9月