美しく賑やかな二日間 – ハートランド朝霧

空は青く透明で、緑の草原は艶々と輝いている。なんて素敵な場所なんだろう。

秀麗な毛無山の麓に広がるこの地にて、今夜はキャンプなのだ。すでに最高の二日間が約束されている。

遅れて到着し、見慣れたテントの側に設営したが、先に来てるみんなの姿がどこにもない。

訝しんでいると、何人かがごそごそとテントから這い出してきた。どうやら朝から飲み過ぎて寝てたらしい。まだ昼過ぎだというのに、この体たらくだ。

でも、それがいい。他にすることもない。いつものようにあくせく歩く必要もない。重い荷物も背負わなくてよい。だれにだって、こんな平和な日があるべきだ。

それからは、飲んで騒いで、時々料理して。酔っぱらって作るからだいたい失敗するが、そんなことはもうどうだっていい。

日が落ちてからも焚火を眺めつつ、賑やかな時は過ぎていった。広々としているから周囲にあまり気を使わなくていいのも嬉しいところだ。

あまりにも盛り上がり過ぎて、結局寝たのは深夜1時であった。

翌朝も快晴だった。

次々と出てくる朝ごはんを平らげ、しばらくまったりしてから解散した。

帰りにどこかに登ろうかなと考えていたが、すっかりそんな気持ちも無くなっていた。

楽しかったこの気分のまま、家路に着こう。