岩稜の景色 – 天狗岩 / シラケ山 / マル / 烏帽子岳
今週も群馬行きだ。いつもの西上州だ。さすがに少々飽きてきた。いつもと代わり映えのしない樹林帯を登っていく。
今日最初のピークは天狗岩だ。ピークは木々に囲まれた小さなスペースだが、少し先へ行くと展望が開ける。西上州の山並みの中に、ギザギザの妙義山も見える。
この展望所には鉄柵が設けてあった。こんなところにこんなものを設置するということは、以前は多くの人が登ってきていたのだろうか。いまでは他に人影はない。
この先から岩稜ルートへ入っていく。岩稜といっても激しく危険な箇所はなく、歩くのはほぼ土の上だ。
シラケ山という変な名前のピークを超えた。ここが今日の最高地点になる。
岩稜からの見晴らしはいい。これから歩く先も、ここまで歩いてきた道も見渡せる。
小さなピークをいくつも超えて進む。道は荒れ気味だが、特別危険というわけでもない。
マルというこれまた変な名前のピークから鞍部へと下った。ここから烏帽子岳への登りが始まる。最後に岩場を登り切ると開けた山頂に出た。
超えてきた山々。西上州の山並み。青い空。
山頂直下の眺めのいい場所でゆっくり休憩した。朝昼兼用の食事を作り、コーヒーを淹れて本を読む。優雅に時間を使えるのが、こんな山のいいところだ。
朝は飽きてきたなんて思っていたが、なかなかどうして楽しんでるじゃないか。
あまりのんびりしてると雨に降られそうだから、そろそろ帰ろうか。
帰り道は岩稜を巻いて行くので、あっというまに下山してしまうだろう。
2020年9月