地味な尾根を登り、地味な山道を歩く – 松生山 / 浅間嶺

バスを降りてそれっぽいところを登っていくと、お墓に行き当たってしまった。引き返して車道まで降り、再び登り口を探す。人の来ない低山のあまり使われてない登山道は、登山口を見つけるまでがひと苦労だ。

畑の間の道を登っていくと、すぐに道標があった。やれやれ、ここでいいようだ。

松生尾根はなかなかの急登だった。ザレて薄い踏跡を登っていく。

2時間も登ると尾根は緩やかになった。それにしても地味な山道だ。見える風景も地味である。

松生山も地味な山頂だったが、曇った空の下、富士山が霞んで見えていた。

葉の落ちて寂しげな尾根道を進む。

ほどなくして払沢の滝からの登山道と合流した。

浅間嶺まで歩き、いちおう最高地点にも登ってから、上川乗へと下山した。

何年も前に歩いてなかなか下りづらいと感じた道だったが、いまでは歩きスマホでも平気だったので、それなりに経験を積んできているなと、ちょっと安心した。