道の駅からパウダースノー登山 – 葛老山
林道の冬季通行止めは厄介である。どこが通行止めになってるのかよくわからないのだ。林道情報は県の公式ホームページに掲載されているのだが、お役所ホームページ特有のユーザーアンフレンドリーである。
冬季通行止め
林道○○線 △△ -☆☆間 11月14日より3月下旬まで
こう記載されていても、林道○○線がどこだかわからない。林道の名称なんて普通は知らない。△△や☆☆に入るのは集落名になるが、そんなの聞いてもどこだかわからない。とにかくわかりにくいのだ。なんとかしてくれ各県森林事務所よ…
知らずに行って通行止めだったことは何度もある。まだ雪も降ってないからと安心して行くと、積雪の有無にかかわらず通行止め予定日が来たら通行止めにするというお役所仕事にやられたことも多い。秋が深まってきたら林道の通行は警戒した方がいい。
と、長々と不平不満を記してきたが、今回は対策を立てた。道の駅を出発地点にしたのだ。道の駅までなら通行止めにはならないだろうし、除雪もされているはずだ。これならイライラしながら各県公式ホームページで林道情報を調べる必要がない。

道の駅湯西川に車を停めて葛老山に登る。登山口は道の駅のすぐ裏手にあり、駐車場から直結している。この山は、芝草山で出会った栃百爺が道の駅から登れる山としてオススメしてくれたのだ。
道の駅の駐車場からすでに残雪が踏み固められて凍っていた。最初こそ薄っすらだった積雪も、すぐに深くなり、完全な雪山になった。

ふかふかした新雪を踏みしめ踏みしめ登っていく。急な斜面は、やわらかな雪に埋もれるようにして登る。ふわふわ浮いているようで楽しい。これがパウダースノー登山の魅力だ。

天気も良い。空は透き通って青く、空気は凛として冷たい。他には誰もいない。すべての音が吸収された静寂に包まれる。
と思ったら、二人組の若者が登ってきた。若者らしく元気に力一杯登っていく。私は、一気に登ってしまうのはもったいないので、ゆっくりじわじわ味わいながら登る。

山頂では、二人組とちょうど入れ替わりになった。広々として明るく静かな山頂をひとり占めだ。

なにをするでもなく、青空と雪と葉を落とした木々に抱かれて、ただただそこに佇んでいた。
2025年12月





