お松引き

「お松」というのは、木の筏に松を積み上げ、無数の竹を刺した、巨大な門松?です。この「お松」に綱をつないで引っ張るのが「お松引き」、毎年1月7日に行われる丹波山のお祭りです。

今年の1月7日は週末にあたるので、お松を引きに丹波山まで行ってきました。

午前中は、押垣外、高尾、奥秋の各地区でお松引きがあります。

これらはどこもローカルで長閑な雰囲気。地区のみなさまが中心になって引きます。

午後は宿地区のお松引きです。

午前のお松もそれぞれけっこうな大きさでしたが、こちらはさらにいっそう巨大になり、綱の長さも数倍になります。

このお松を、青梅街道を片側交互通行にして引きます。道交法上、片側交互通行のようですが、実質的には通行止めのような状況になってしまいます。

午前は写真を撮ってましたが、午後は引きで参加しました。

よいしょ!よいしょ!の掛け声に合わせて、みなでいっせいにお松を引きます。引いてみるとわかるのですが、これがけっこう重い。数メートル引くと、つかれてきます。

午前中は眺めるばかりで、ちょっと引いたら休憩し、またちょっと引いたら長々と休憩しの繰り返しに、早く引けよと心の中で思ったりもしましたが、このペースじゃないと引けませんね。

止まったところでは、獅子舞や太鼓の演奏があり、力水という名のお酒が振舞われ、民家の二階から餅やみかん、お菓子が投げられます。

そうして、約400mの距離を2時間以上かけて、道祖神まで松を引きました。

ここに据えられたお松は、一週間後のどんと焼きで、焼かれることとなります。