あぁ、麗しき鳥海山よ

酒田の街をぶらぶら歩いていると、鳥海山の姿が不意に目に飛び込んでくる。

なんて素敵な街なんだろう。至る所から鳥海山が見える。

毎日これを目にして育ったら、故郷の山への深い思いが心に刻まれるはずだ。

街を離れた人が、鳥海山を故郷の山として望郷の念とともに思い出すのも当然であろう。

街から離れると遮るものもなくなり、麗しき山はその美しさのすべてを見せてくれる。

酒田の街からは月山も望めるが、こちらはやや遠く、建物が邪魔をしてうまく見えない。

とはいえ街から少し離れれば月山も美しい。

都会の下町で育った私には、こんな美しい風景に囲まれた少年時代というのは願っても得られない憧れである。

2024年5月