みたままつり 2017
数年ぶりのみたままつり。
屋台が出なくなってからは、初めて来る。
見世物小屋とお化け屋敷と得体の知れない肉で呑ませる屋台がないのはちょっと寂しいけど、でもこのほうがいいよ。以前の混雑は異常だったから。
けっこうな人出ではあるけれど、屋台の出ていたころのように身動き取れなくなることはない。普通に歩ける。喧騒もない。たくさんの人がいるにもかかわらず、なんだか静かな気配に包まれていた。
ゆっくり歩いて拝殿へ。
外国人の姿が目立つ。西欧人が多いけど、東南アジアっぽい人たちもちらほら。以前からこんなにたくさん外国人いたっけ? 目立つから多く見えるのもあるだろうけど、外国人率30%〜40%くらいはあったのではないだろうか。
対して見なくなったのは日本人の若者たち。なんというか、わかりやすいクラッシックなタイプのヤンチャな連中。屋台が消えるとヤンチャも消えるんだ。なるほど。
様々なしがらみもあっただろうに、スパッと屋台全廃した英断は素晴らしい。なかなかできることではないと思う。
これからはきっと、この静寂が受け継がれていくのだろう。
また来たいなと思わせる夏の夜だった。