リベンジ笠取山

昨年の年末に敗退してからずっともやもやしてた笠取山に登ってきました。

これでようやくひと区切り。ようやく2013年も終われます。

時間切れや体力不足のため縦走途中でエスケープルートで下山したり、縦走のつもりがピークだけ踏んで下山したりというのはよくあることですが、どこのピークも踏まず途中でUターンして、登ってきた道を引き返したというのは、他にあまり記憶にありません。

あれからなんだかずっともやもやしてました。山に登るなら、なにがなんでもピークを踏まないと気がすまないタイプですから。

あのとき敗退したのは体力的な問題でもなく、装備の問題でもなく、トレースのない雪道のせいでもなく、なにがなんでもピークを踏むという強い意思の欠如のせいだったから。

それを感じてたから、Uターンした瞬間からずっともやもやしてたんだと思います。

ピークが踏めなくても、それはそれでそういう山行もありだよねなんて、自分の心に嘘をついてごまかすこともしたくはありません。

もちろん、最初からピークを踏まない予定の山行だってありですし、そういう山歩きをしたことも何度もありますけど、敗退したのをごまかすためにそんな理由を捏造するのはいやなのです。

なにがなんでもピークを踏むという強い意思は、なにがなんでも生きて帰るという強い意思とイコールだと思っています。生死の境で、何かや誰かのせいにして言い訳をならべたりはしたくありません。

だからこれからも、なにがなんでもピークを踏んで帰ってきます。

2014年5月