南アルプスの秀峰、甲斐駒ケ岳
南アルプス連峰の中でも、その切り立った三角錐がひときわ目立つ甲斐駒ケ岳。
険しく尖った武骨な山容は、ながらかでたおやかな仙丈ヶ岳とよく対比されます。
でも、仙丈ヶ岳が南アルプスの女王と呼ばれるのに、甲斐駒を南アルプスのキングとは言いませんね。北岳がありますからね。
古来から続く信仰の道、黒戸尾根ではなく、現在の一般的登山道である北沢峠側から登りました。
甲斐駒に寄り添い並ぶ摩利支天へは下山時に寄り道しました。
森林限界を超えて胸突八丁。
直登コースはまっすぐ岩場をよじ登っていきます。
巻道コースは風化した花崗岩の砂礫でずるずる滑ります。ちょっと宇宙的な風景。
空気も薄くなってきていて、どちらで登っても険しく苦しいです。
2013年8月