海から立ち上がる独立峰 – 開聞岳
薩摩半島の南の端の海の上に迫り出し聳える開聞岳。
標高は高くありませんが存在感はバツグンです。南側は海に、北側は海抜ほとんど0mの平野に囲まれています。
日本国内のこうした姿の美しい独立峰は、おそらくひとつの例外もなく◯◯富士と呼ばれているのではないでしょうか。開聞岳も、その別称の薩摩富士のほうが広く一般的かもしれません。
そうして、富士山を代表とする独立峰は、眺めて美しいけど登るのは退屈という共通項もあります。
独立峰ですから、単調な坂道を山頂まで登り続けるだけだったりします。標高が低いとずっと樹林帯だったりもします。
しかし、山頂まで辿り着くと、360°ぐるっと見回せる視界の良さも待っているのでした。
2014年1月