2022年、初テン泊 – 大菩薩嶺
今年に入ってから、一度もテント泊していないことに気づいた。これはいかん。山で寝ないと精神にも肉体にも悪影響しかない。というわけで、食料を用意してテント泊装備をザックに詰め込んだ。
本当は夏山ルートの無い上越の山で一夜を明かす心算だったのだが、ここ数日の気温の高さで雪崩の危険性に日和ってしまい、奥秩父の簡単なとこに変更した。いいんだよ、とりあえず山で寝るのが目的なんだから。
そういうわけで大菩薩嶺だ。今夜は福ちゃん荘のテン場で一夜を明かす。
無雪期なら上日川峠まで車で上がって、平坦な道をほんの20分も歩けば到着してしまうが、冬場は麓の裂石から登らなくてはならない。といっても2時間程度なのであっさり着くだろうと気軽に来たが、久しぶりの重装備は鈍った体にキツかった。
バテバテで休み休み上日川峠まで上がり、なんとか福ちゃん荘まで辿り着いてテントを張った。
テント場は貸切り、静かな夜になりそうだ。
設営したら本でも読んでのんびり過ごすつもりだったが、今日はあまりにも天気が良い。まだ十分時間はあることだし、ちょっくら行ってくることにした。明日の天気がどうなるかなんてわからないし、明日も天気が良ければ明日も登ればいいだけのことだ。
雷岩まで上がり、いちおう山頂を踏んでから、大菩薩峠への稜線を歩き始めた。
ここを歩くのは何年ぶりだろう。いつ来ても良い稜線だ。そういえば、この向きで歩くのは初めてかもしれない。
大菩薩峠まで歩き、テント場へ帰った。
翌朝は夜明け前に起きたが、いまいち雲が多そうだ。それでもいちおうは登っておく。
大菩薩峠まで上がったが、やはり天気はいまいちで、朝日を拝むことはできなかった。
まあ、こんな日もあるだろう。昨日のうちに稜線を歩いておいて正解だったな。
満足したので、テント場へもどり、撤収して下山した。
2022年3月