いったい何故、こんなところを登っているのだろう – 猿投山

標高たった629mの猿投山だが、登山口から積雪していた。やはり今年は雪が多い、低山でもしっかり雪山だ。

それにしても何故、こんなところを登っているのか…。

年に一度の長期休暇で西へ向かった。名古屋で所用をすませて、さて出発だというところで、なかなか気分が上がってこない。日本全国どちらを見ても天気予報は芳しくないからだ。関東だけは好天だが、せっかくだから遠くへ行きたい。そう思ってここまで来たが、あまりの天気の悪さに、心が折れかかっている。

とてもではないが、九州まで運転する気力は無い。せめて京都までと思ったが、それも躊躇うほどの天気予報の悪さだった。なにせ晴れる日が一日もないのだ。

最近のやる気の無さも相まってぐたぐたしてるうちに、時間はどんどんと過ぎていった。

せっかく来たんだし、このまま帰るのも悲しいので、せめて近場の手頃な山にでもと思い、猿投山に来たのであった。

標高も低く、登山道は良く整備されていて、地元の小学生が登るような山である。私も子供の頃に登ったはずだが、ほとんど記憶に残っていない。

思ったより距離は長く、1時間半で山頂に着いた。わかってはいたが、真っ白でなにも見えない。

山頂の様子もまったく記憶に無いが、あの頃は山頂には興味がなかったので、もしかしたらここまでは来ていなかったかもしれない。

歩く人はそれなりにいたが、みんな最短コースで山頂ピストンだったので、別ルートにはトレースが無かった。

下山はそちらを歩いてみた。

せめて多少は登山らしい行為がしたかったのだ。