Another Planet – 赤岳
冬の赤岳。
宇宙色の空を背にした白い頂き。
あの姿がまた見たくて、稜線を目指します。
が、しかし、行ってみれば…。
別の惑星だよこれは…。
数メートル先までしか見えないガスの中、体を持っていかれそうな爆風。
行者小屋に着いた時は山頂見えてたのに…。
尾根を登ってる途中でも見えてたのに…。
中岳に阿弥陀岳も見えてたのに…。
横岳から硫黄岳の稜線も見えてたのに…。
北八ヶ岳も見えてたのに…。
なのに途中でガスガスに…。
そして、雲の動きでわかってたけど、想像通りの爆風。
山頂まで登ってもどう考えても真っ白なので、途中で引き返そうかなとも考えましたが、とにかく稜線までは上がることにしました。
そこでピークが見えてなければ撤退と決めて。
で、案の定撤退。
まあ予想通りですね。
天気が不安なのはわかってて来てますから。
冬型の気圧配置で奥多摩や丹沢なら天気いいはずだけど、天気予報に振り回されてると行きたいところに行けませんですし。
ピークは踏めなかったけど、雪がしっかり積もった厳冬期の文三郎尾根を登って降りてこれただけでも、じゅうぶん満足な一日でした。
赤岳行きたかったんだよなって思いながら晴天の奥多摩や丹沢を登るより、ずっと楽しかったです。
負け惜しみじゃないよ!!