花を求めて雨降る山へ – 菰釣山
にわか花好きになりました。
いままでも興味がなかったわけではないのですが、なかなか花の名前が覚えられなくて、覚えられないとなかなか積極的に花を見に行こうという気にはならなくて。見かけたら綺麗だなってなんとなく思う程度でした。
まあ、なかなか覚えられないのには変わりないのですが、花の名前とか咲いてる季節とか積極的に覚えていこうという気になりました。突然。いろいろあって。
きっかけってのは不思議な縁ですね。
なので小雨降ってますが、山へ行きます。
雨でもいいのです。秋の初めの花を見に行くんですから。
山の楽しみ方にはいろいろあって、人それぞれです。どれが偉くてどれが偉くないってものでもありません。楽しみ方の幅は広ければ広いほど、世界も広がります。
ガスガスなのに遠くの山や見晴らしのいい山に行ってもなので、近場で展望をあまり期待しない道志にしておきました。
登ったことのない菰釣山に登り、甲相国境尾根を歩いて大棚ノ頭までのルートを繋げてきます。
道の駅をスタートして、延々延々舗装路を歩きます。ようやく登山口かと思ったら、そこからまた未舗装の林道を歩きます。そうして、やっとほんとの登山口に到着し、ガラガラの沢を直登して、稜線まで上がりました。
稜線はガスガスです。
いいんです。わかってましたから。目的は秋の初めの花々なのですから。
菰釣山に登り、さらに先へと進みます。
どんどん先へと歩いていきます。が、周りはずーーっと笹です…。緑と茶色の世界…。
雨のおかげか、きのこはにょきにょき生えています。
花なんてどこにも咲いてないんですけど…。
いいんです…。ただ歩いてるだけでも楽しいんですから…。
でも、ちょっとくらい咲いててくれてもいいと思うんですけど…。
ずーっとガスガス。風景はずーっと地味です。
樅ノ木沢ノ頭の先で、ようやく本日最初の花を発見しました。
ちっちゃい黄色い花!!
名前はわかりません…。
さらに進むと、ヤマトリカブトも咲いてました。
珍しい花じゃないけれど、知ってる花があると嬉しいです。
で、花はこれだけでした…。
菰釣山から油沢ノ頭、樅ノ木沢ノ頭、西沢ノ頭、石保土山と、じみーなピークを越えて大棚ノ頭まで、そこから山伏峠へ下りました。
雨の中、道志みちを8キロほど歩いてもどります。
いいんです。好きでやってるんですから。。