信仰の山と石灰鉱山 – 御嶽山神社奥ノ院 / 三峰山
御嶽山神社の駐車場に車を停めた。御嶽山。そう、あの御嶽山だ。栃木県鹿沼市にも御嶽山神社はある。
ひっそり静かな小集落にしては、ずいぶん立派な神社だ。登山者名簿に記帳して登山を開始する。

登山道には祠や行場が点在していて、登山道というよりも参道といったほうがいい雰囲気だ。
かなりの急斜面に付いた九十九折りの道に沿って、小さな石祠がいくつも並ぶ。

息を切らして登り切り、天の岩戸と名付けられた岩場を過ぎたら、あとは杉の樹林帯を進んでいく。
神社から1時間半で奥ノ院に着いた。山頂の三人の像はだれだろう。

ここから稜線を歩いて三峰山まで行く。
稜線はずっと樹林帯、起伏はあまりなく緩やかだ。山の反対側は石灰鉱山である。稜線上の岩も石灰を含んでいるようで、服や手足に白い粉が付く。

フェンスの向こうは別世界だ。稜線に沿ってフェンスが張られ、立入禁止の看板が掲げられている。
山のこちら側は神社の所有、向こう側は鉱山の所有地なのだろう。それにしてもあからさまだ。

奥の院から1時間少々、途中で剣ヶ峰を越えて三峰山に到着した。
なんとも茫洋で冴えない山頂だった。というか山頂感がまるでない。杉木立の中の、ただの広い斜面だ。うっかり通り過ぎるところだった。

山頂にもフェンスがあり、その向こうは広大な石灰鉱山だ。
この日は日曜日で作業もなかったが、平日だったら重機や発破の音が響いているのだろう。
2026年5月





