南アルプスの女王、仙丈ヶ岳
大きくなだらかな稜線が美しい南アルプスの仙丈ヶ岳。
その女性的な山容から南アルプスの女王と呼ばれています。
山頂から斜面をスプーンですくったように弧を描くカールが、女性的な特徴をより強くしています。
氷河の発達期に削られ、氷河の後退によって姿を表した地形です。
国内には他にも千畳敷カールや涸沢カールのような、超有名かつ風光明媚な地があります。
優しげな山容と登山口から三時間ほどで登れる気安さでついつい簡単に考えてしまいますが、そこは3000m峰です。
雨風が強いと、夏でも寒くなかなかに厳しい山になります。
2013年7月