◯十年ぶりのスキー
正面には雪を戴いた鹿島槍から爺ヶ岳の稜線。本来なら、うおー!っとテンション上がるところですが、全くそんな気分にはなりません。なにせ今日は、登るんじゃなくて滑るんですから。
二週間前に、小学生以来のスキーに行きました。小学生の頃はターンができず、曲がるときは転んで止まってました。大人になったからといって、急にターンができるわけもなく、やはり小学生のころと同じように、スピードが上がると転んで止まるという散々な一日を過ごしました。そして二週間経ったからといって、急にターンができるようになっているわけもありません。
とんでもなく天気のいいこんな日に、こんな素敵な北アルプスの麓まで来てなにをしてるんだろ…って気持ちになります。まったく。
転んで雪まみれになったり、スキーを履いたまま必死に歩いて汗びっしょりになったり、中級コースに連れていかれて泣きそうになったり、リフトを降りたところで転んで起き上がれず、後ろの人に顰蹙をかったりの一日でした。やれやれ。
夜は信濃大町の友人宅で宴会です。とても飲みきれない量のアルコール類に、糸魚川で買ってきたという、これも食べきれないほどの魚介類。
昼間の惨劇も忘れて、楽しい夜となりました。
翌日は山岳博物館へ。北アルプスの反対側の山の中腹にあるので、眼下の信濃大町の町並みの向こうに雄大な北アルプスが連なっています。
うーん、いいなここ。今日は滑らなくてもいいし。
山岳博物館からは登山道があり、その上の鷹狩山まで登れます。山頂からの眺めはさらに素敵だそう。こんどは登りに来よう。やっぱ滑るより登るほうがいいよね。
滑るほうは、コソ練して来シーズンに備えねば…。