ゴルゴ14 – 原集落

の頂からずっと降りてきた稜線が奥多摩湖へと消えゆく少し手前、倉戸山の山裾の斜面にあるのが原集落です。

高台の集落からは眼下に奥多摩湖、目の前には御前山。南側に大きく開けた、なかなかいいロケーションです。

倉戸山登山の起点となる原集落には、あの山野井泰史、妙子夫妻が住んでらっしゃいます。

山野井さんちの畑には、山岳救助隊副隊長金邦夫さん作成のゴルゴ14が、猿たちに睨みをきかせています。

登山口には山野井さんが描いたと噂の脱力看板もあります。

奥多摩の中でもマイナーな倉戸山に、わざわざ登りにくる登山者はあまり多くはありません。

奥多摩近くに住んでいて、しばしばこっち方面へ登りに来ている自分でも、昨年の春に金副隊長の雑誌の連載でゴルゴ14の存在を知ってから、実際に訪れるまでに一年近く経ってしまいました。しかも、石尾根を登った帰りにちょこっと寄るみたいな感じで…。

ほんとはもう少し明るい時間帯に来たかったのですが、出発が遅れて薄暗くなってからの到着になってしまいました。

ゴルゴ14と登山口の脱力看板と奥多摩湖の向こうに聳える御前山。それらを見るだけでも、訪れる価値のある場所だと思います。